香港に近い海沿いの町・貴嶼(Guiyu)には、海外からパソコン、テレビ、携帯電話など電化製品の廃棄物が密輸され山積みになっており、人々はマスクもつけずに換気の悪い場所で、廃棄物から使えそうな部品を取り出している。人民日報によると、貴嶼にはパソコン関連の廃棄物処理を行う業者が5,500以上あり、3万人の雇用を生み出しているという。パソコン関連の廃棄物処理は貴嶼だけで100億円以上のビジネスになるとされるが、リサイクルされた部品を販売する仲介業者が利益の殆どを取ってしまうため、廃棄物の処理を行う出稼ぎ労働者の多くは日給わずか300円で生活している。また、処理の過程で放出される化学物質により、廃棄物処理に関わる労働者だけでなく、地域住民の多くに皮膚・神経・呼吸器・消化器系の症状が出ているという。
