07/8/01

[ アメリカ 発] 水中の汚染物質を吸収する新素材を開発中

 水銀や鉛など、水中の汚染物質をスポンジのように吸着する可能性のあるエアロゲル(aerogel)を、米政府とイリノイ州ノースウェスタン大学が共同開発している。このエアロゲルは通常のシリカや炭素を原料としたものと違い、半導体に使われるカルコゲニドを原料とする。実験で、このスポンジ状のゲルを金属イオンと水銀を含有した溶液につけたところ、水銀がほぼ完全にゲルに吸収されたほか、有機化合物も吸収されたという。ゲルの表面が硫黄原子となっており、硫黄と結合しやすい水銀が吸収される仕組みだ。ただし、実験で使用した溶液は高価なプラチナを含有しているため、汎用にはより安価な溶液に置き換える必要があるが、環境汚染対策として、今後の更なる開発が期待される。