ジョン・F・ケネディ国際空港に面するジャマイカ湾。ここには80種類以上の魚が棲み、北米の渡り鳥種の20数パーセントが訪れる湿地帯がある。自然の堤防の役割をも果たすこの湿地帯が、下水処理水によるとみられる急速な水質の悪化により、5年以内に消失するだろうと専門家らが発表した。これは、ニューヨーク市環境保護局が、以前発表した予測より12年早まることになる。具体的な原因は不明であるが、下水処理水に含まれる高窒素がその一つ可能性とし、同市では窒素流出を至急削減するよう繰り返し呼びかけている。また、沿岸開発と浚渫により、湿地を養う沈殿物が取り除かれていることも原因となっている可能性があるとしている。
