過去20年の急速な経済成長に伴う環境汚染が問題となっている中国では、主要な汚染物質の排出量を2010年までの5年間で10%削減するという目標を立てていた。しかし、2007年前半、残念ながら環境汚染は悪化し、二酸化硫黄の排出量は1.8%、化学的酸素要求量は1.2%増加した。中国のGDP成長率が2007年前半に11.5%と急伸する中、有害物質の排出削減は難しかったとみられる。中国は世界第一位の石炭生産・消費国で、発電を石炭に依存しており、二酸化硫黄の排出は主に石炭燃料によるものだ。経済成長のほかに環境汚染を悪化させた要因として、規制の実施が甘い、排出コントロールに対する投資が少ない、草の根組織の参加が不十分であることなども指摘された。
