7月29日、アメリカの全米農業者組織(National Farmers Union)が、独自のカーボンクレジットプログラムで8億円の収益をあげたと報告している。
NFU Carbon Credit Program Generates $8 Million for Farmers and Ranchers
全米2300の農家と牧場主が参加しているこのプロジェクトは、その農地280万エーカーを使って行われる事業で、耕さない農法や耕作地を長期的に草地にすることで炭素を固定化する事業にとり組んでいる。第三者による認証を経た後、シカゴ気候取引所でこのクレジットが販売され、2006年からの2年間で8億円の収益をあげたというわけだ。
これを伝えたAP通信によれば、ノースダコタに住むエベレット・ドブリンスキーさんは、つい最近、このプロジェクトに関わったことで4,000ドル(40万円相当)の小切手が送られて来て喜んでいるという。
Farmers get money for capturing carbon
「ま、環境のことは考えなかったわけじゃないけど、どっちかっていうとお財布のことを考えてやってみたって感じ」
と語るエベレットさん。
彼は小麦、大麦、菜種、ひら豆などの栽培を、耕さずに行ったことで、このおこづかいを手にした。
デンマークやドイツの農民が、自分の農地に風車を建設することで、新たな収益を生み始めたことをエコロジーオンラインで伝えたことがあったが、アメリカの農民たちは炭素を固定化することでちょっとしたおこづかいを手にするようになっているというんですね。
これまで経済の外側にあった「環境」という価値を、どのように経済のなかに織り込んでいくか、な~んてことを考え始めた先進諸国ですが、どこぞの金儲けの上手な方たちが炭素商品で潤うよりは、実際に世界各地で大地を守っている人たちにうまくお金が回る世の中になると理想ですね。
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