【2004年07月19日】
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スチール缶リサイクル、過去最高また更新

スチール缶リサイクル協会がまとめた調査によると、2003年のスチール缶の
重量ベース・リサイクル率は87.5%と、前年より1.4ポイント増え、20年連続で
過去最高を更新した。経済産業相の諮問機関である産業構造審議会の指針、85
%以上の目標も3年連続でクリアし、リサイクル率としては、世界でもトップ
を維持する見通しとのこと。再利用されたスチール缶の総重量は79万7000トン。
鉄鉱石130万トン、石炭41万トンを節約し、名古屋市に匹敵する約90万世帯の年
間電気使用量を削減できた計算になるという。ただ、スチール缶の消費量は91
万1000トンで、1994年の147万5000トンをピークに減少が続いている。スチール缶リサイクル協会は「ペットボトルやアルミ缶に比べ、リサイクル率は数段高い」と、環境面での優位性を強調している。
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様々な地球温暖化対も効果なし、二酸化炭素削減は目標届かず

環境省は、今年4月にまとめた2010年の二酸化炭素国内排出量に関する推計
値を約2600万トン上方修正し、代替フロンなどを加えた温室効果ガス全体だと
1990年比で6%以上増加する可能性があるとの試算結果を明らかにした。現行
の温暖化対策を強化し、温暖化対策税などを導入しても、2008〜2012年の二酸
化炭素排出量は削減目標に届かず、逆にオーバーしてしまうとの推計結果とな
った。環境省は、さらに追加の対策が必要だとして、8月に取りまとめる地球
温暖化対策推進大綱の見直し案に盛り込む方針とのこと。
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食品包装が可能なトウモロコシが原料の樹脂登場

トウモロコシを原料とする樹脂「ポリ乳酸」について、アメリカのカーギル
・ダウと三井化学は、食品包装用に使える認定を業界団体から取得した、と発
表した。これにより、食品メーカーに採用される条件を満たしたことになり、
市場が一気に拡大すると見られている。ポリ乳酸は、トウモロコシの糖質から
作られる樹脂で、燃やしても地球温暖化の原因になる二酸化炭素の増加につな
がらない。さらに、分解すれば土になるという。すでに食品包装用に使うため
の食品衛生法基準を満たしていたが、多くの食品メーカーや流通業者が加盟す
る「ポリオレフィン等衛生協議会」の安全基準に適合するかどうかが、実質的
な採用条件になっていた。今後の利用拡大への課題は、石油化学製品に比べて
価格が高いこと。これに対し、三井化学などは「使用量が増えることで量産効
果が出ることを期待している」と話す。
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登山家の野口健さんが今度は5年計画で富士樹海を清掃

登山家の野口健さんが、環境省で記者会見し、静岡県と山梨県にまたがる青
木ケ原樹海での産廃不法投棄をなくすため、今年から5年計画で清掃に取り組
むと発表した。野口さんは富士山でも清掃を行ってきたが、登山者が富士山の
5合目以上で出すごみよりも、すそ野の樹海での産廃の不法投棄が深刻化して
いるとして、今年はボランティアを動員し、年10回程度実施する予定。また、
専門家による土壌調査も検討している。これまで野口さんは、世界最高峰エベ
レストでごみ回収するなど、山での清掃に取り組んで来た。しかし、樹海は不
法投棄がひどいことを知り、「本腰を入れて取り組まないと駄目だ」と決意を
新たにしたという。6月に実施した清掃はボランティア延べ200人が参加、2日
間で冷蔵庫やタイヤ、スクーター、紙おむつなどを回収。今後は7、8、10、
11月に計9回行う予定で、参加者を募集している。問い合わせは特定非営利活
動法人(NPO法人)「セブンサミッツ持続社会機構」電話03-3426-2487。
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日産が自動車リサイクル費用を発表

日産自動車は、来年1月から施行される自動車リサイクル制度に関し、その
リサイクル料金を国内メーカーの先頭を切って車種別に公表をした。具体的に
は、エアコンとエアバッグなどを標準装備した小型乗用車「マーチ」で9780〜
1万340円、ミニバンのエルグランドは1万6020円とのこと。リサイクル料は廃
車時にもたらされるエアバッグ、エアコンの「フロン」類、プラスチックなど
の「破砕くず」、の処理費用の合計としている。メーカーは車両価格とは別に
リサイクル費用がいくらになるかを示すことが義務づけられ、同じ車種でも装
備や型式、エアバッグ装備数などで費用は異なり、破砕くずは車の重量で料金
が大きく違ってくるという。ただし、フロンは2120円と一部をのぞき同額とし
た。保有者が負担する1台当たりのリサイクル費用は当初平均2万円前後と想
定されたが、国内自動車12社が2陣営に分かれて破砕くず処理費用を抑えよう
と競ったため、乗用車はおおむね1万〜1万8000円におさまった。他の自動車
メーカーも車種や年式ごとに詳しい料金を公表する予定。自動車のリサイクル
をめぐっては、来年1月から、新車を購入する際や、既に所有している人は車
検の際に、リサイクル費用の一部を負担することになっている。
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排ガス不適合のディーゼル車、首都圏走行禁止

環境省は、光化学スモッグやぜんそくなどの原因物質とされる窒素酸化物や 粒子状物質の排出を抑制しようと、首都圏などで排ガス基準を満たさないディ
ーゼル車の走行を禁止する方針を決め、2006年中に「自動車NOx・PM法」 を改正することにしている。この法律では、対象車種や年式を特定し、違反走
行した場合、新たに罰金などの罰則を科すことも検討している。また、首都圏 と、大阪と兵庫、愛知と三重の3大都市圏を対象に、排ガス基準に適合しない
ディーゼル車の車両登録を禁止している。しかし、3大都市圏以外から乗り入 れてくるディーゼル車については、規制が及ばず、地方に実態のない営業所を
設けて車両登録を行い、首都圏などで営業を続ける事業者が後を絶たないのが 現状。東京、神奈川、埼玉、千葉の4都県は独自に、PMだけを対象にした排
ガス規制を定め、違反車には、運行禁止命令を出すなどの対策を行っている。 規制開始後、都内の幹線道路沿いのPMが1割以上減少するなどの効果が出て
いる一方で、首都圏から大阪などへ不適合車が流れているとの指摘もあり、法 改正によって、3大都市圏の大気汚染が改善されることが期待される。
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