【2005年07月19日】
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温暖化による自然災害急増、日本の損害額は4兆円近くに

イギリスの保険業協会は、地球温暖化が現在のペースで進むと先進国では暴風雨による被害が拡大、日本では2080年までに台風による損害額が最大で年間約3兆8000億円に達する可能性があるとの予測を発表した。保険業協会は「温室効果ガスが増え続けると、自然災害で経済や社会は大混乱する」と警告。日本だけでなく、各国政府に温室効果ガスの排出削減に努めるよう求めた。この研究予測は、温暖化で各地の気候がどう変わるか、過去のデータに基づき自然災害と社会的損害を予測する計算式とを組み合わせ、温暖化がもたらす自然災害で2080年までに発生しうる損害額を計算したもの。ちなみにアメリカでは、ハリケーン被害による損害額は最大で年間1500億ドル(約16兆8000億円)、欧州では暴風被害の損害額が最大で年間300億ユーロ(約4兆500億円)に上るとの予測結果が出た。保険業協会は、主な温室効果ガスである二酸化炭素排出の削減と災害に強い建築物や都市づくりによって、将来の被害額は大幅に削減できることも指摘している。
ニュースソース:共同通信ニュース速報
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温暖化による海の異変増大、対策費に12兆円

近年、地球温暖化に関連しているとみられる海の異変が、研究者によって次々と報告されている。とくに海面上昇は自然災害のリスクも高め、昨年相次いで日本を襲った台風は各地で護岸や防波堤を破壊し、大きな浸水被害をもたらした。日本の都市の多くは満潮時の水位より低いところに作られており、温暖化はこうした被害を拡大すると懸念されている。事実、気候変動に関する政府間パネルでは、100年後に9cm〜88cmも海面が上昇すると予測している。また、最近の研究では、温暖化の影響が予想以上に深刻で、数十cmの海面上昇は避けられないとの見方が強まっている。ちなみに、30cmの海面上昇で日本の砂浜面積の約57%が消失。1mを超えると90%が消え、400万人が満潮時の海面下で暮らすことになるとしている。そのため、堤防を3m程度かさ上げする必要が生じ、その対策費として12兆円近くかかると推計されている。また、南極大陸の巨大な棚氷が崩壊すると海面は4m〜6m上昇、グリーンランドの氷が解け出した場合、上昇は数千年間止まらないと考えられている。
ニュースソース:共同通信ニュース速報
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今年もセミの「初鳴き」が早まる

今年は昨年に続いて、アブラゼミの「初鳴き」観測時期が、全国各地で早まっている。平年の「初鳴き前線」は、7月中旬以降に九州、四国から北上し始め、8月上旬に北海道に達するが、気象庁によると、7月15日現在、全国71カ所の観測地点のうち、37地点で初鳴きを観測したとのこと。ほとんどは西日本だが、長野や金沢など北陸、甲信でも鳴き始めているという。37地点のうち、平年より10日以上早いのは宮崎、広島、三重など12地点で、3日以上早いのは14地点。合わせて70%の26地点が平年より早いことになり、遅かったのは熊本など2地点だけだった。特に東京は、平年より31日も早い6月26日に観測し、1955年の記録であった7月10日を大幅に更新した。「初鳴き」の時期が早まっている原因について気象庁は「全般的な温暖化の傾向と6月の高温が影響したとみられる」としている。
ニュースソース:共同通信ニュース速報
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アイドリングストップ、5秒停止で省エネ効果あり

省エネルギーセンターが主催となって、アイドリングストップの普及を目指すシンポジウムが先週、行われた。アイドリングストップは、誰でも実践しやすい環境対策として注目されており、省エネルギーセンターは、普及啓発に力を入れている。今回のシンポジウムでは、実証実験で得られたデータに基づいて、アイドリングストップの省エネや環境保護効果を報告。その中で「エンジンを5秒間停止すれば、再始動で使う燃料の量を上回る省エネ効果が得られる」という研究結果が明らかにされた。省エネルギーセンターは、「政府の呼び掛けで国会や自治体、企業が加わり、うねりができた。アイドリングストップも同様に成果を上げていきたい」と述べている。
ニュースソース:共同通信ニュース速報
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上海ガニ、来春から生きたままの輸入や養殖を規制

中国料理の食材として人気が上海ガニについて、環境省は生態系に悪い影響を与えるおそれがあるとして、早ければ来年の春から生きたままで輸入したり養殖したりする場合には国の許可制とする方針を固めた。上海ガニはここ数年、生きたままでの輸入量が増えているおり、国内でも養殖がさかんに行われている。これら、生命力の強い上海ガニが、養殖場などから逃げ出し繁殖した場合、日本の在来種のモクズガニなどを絶滅させる恐れがある上、寄生虫を介して人に肺の病気を感染させる恐れもあるいう。このため、環境大臣の許可がないと生きた上海ガニを輸入したり国内で養殖したりすることができなくなる。
ニュースソース:NHKニュース速報
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世界自然遺産に登録された知床の栄誉に悩む地元

国連教育科学文化機関(ユネスコ)の世界自然遺産に登録されることが決まった北海道・知床。「世界自然遺産」という栄誉を手に入れる一方で、漁業やダムと生態系との「共存」という難題を抱えることとなった。事実、これまでに「世界自然遺産」に登録された屋久島、白神山地では、観光客の増加で自然破壊が進む皮肉な現象が起きており、知床も同じ道を進むと懸念されている。また、地元の漁業などに影響が出るのではと、不安が広がっている。実際に、ユネスコの委託で知床を調査した国際自然保護連合は、希少種のトドを守るため、餌となるスケトウダラの禁漁を求めるなど、海域保護の強化を要望する書簡を日本政府に突きつけており、政府も登録海域を当初の沖合1kmから沖合3kmに拡大し、3年以内に「海域管理計画」を作ることを公約している。また、環境省や北海道は、適正利用の指針となる「知床ルール」を策定し、知床岬周辺への動力船による上陸を禁止するなど、生態系上、重要な地域は立ち入り禁止となる予定だ。これにより、今後、漁業とどう折り合いをつけるかが難しい課題となっている。ちなみに、スケトウダラの漁獲はピークだった1990年の10分の1以下に落ち込んでおり、地元漁業者は「トドと魚を分け合う余裕はない」と反発している。
ニュースソース:毎日新聞ニュース速報
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