【2006年06月27日】
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近年の地球気温、過去400年で最も暑いと判明

アメリカの科学アカデミー研究評議会は先週、人類の社会活動が原因で、20世紀最後の数十年が、過去400年で最も暑い期間であったとする報告書を発表した。研究チームは、氷河の記録やサンゴ、樹木の年輪、海や湖のたいせき物などのデータから、西暦900年以降の地表の気温を推定。その結果、最近の25年間の地球・北半球の気温は、過去1000年間で最高水準にあると判明した。気温が低かった西暦1600年ごろと比較すると、1〜1.4度ほど高くなっているという。研究チームは「産業革命前は、温室効果ガスの影響は少なかった。最近の温度上昇は、人間の活動が原因」としている。また、この気温変化はハリケーンのパターンを変化させ、両極地方の氷を溶かすのに十分なものとも訴えている。
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オホーツク海からやってくる今冬の流氷、海氷面積は過去最小

北海道に流氷となって押し寄せるオホーツク海の海氷に関し、今冬の積算面積が、平年の64%となる約1651万平方キロであったことを気象庁が先週、明らかにした。これは、観測を始めた1971年以降、最小となる数値。これまでの最小記録は1996年の66%で約1698万平方キロとのこと。調査は、12月〜翌年5月の海氷シーズンに、5日ごとに衛星で観測し、海氷面積を累計して増減の指標としている。気象庁海洋気象情報室は「地球温暖化の影響かどうかは分からない。観測では、ほぼ10年周期で増減を繰り返しているようにみえる」としている。
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北極圏に穀物版「ノアの箱舟」、300万種の種子保存事業を着工

ノルウェー政府は先週、核戦争や大災害による生態系の壊滅に備えて、多様な穀物の種子を保存する国際的な貯蔵施設を、北極点から約1000キロの位置にあるスバールバル島に建設することを決め、着工に入った。この現代の植物版「ノアの箱舟」には、現在知られているすべての穀物、約300万種の種子が零下18度の温度で保存されるという。この条件下であれば、種子は約1000年は生き延びると考えられている。建設費はノルウェー政府が負担し、来年9月に完成する予定。施設はコンクリートなどで補強された壁に囲まれ、保存に最適な氷点下の温度を維持できるよう整備されている。建設地をスバールバル島に選定した理由は、ノルウェー本土から約500キロ北方に位置しており、気温が低いことに加え、自然災害が少ないなどの環境のため。着工式に参加したノルウェーのストルテンベルグ首相は「この施設は国際的な重要性を持つ。民間の種子バンクはあるが、公的なものとしてはこれが唯一だ」と話す。ちなみに、この施設では、世界各国から種の保存希望を受け付ける予定とのこと。
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中国全土の約18%に砂漠化が進行、年間の経済損失は約8000億円

中国の国家林業局は、約960万平方キロにもなる中国国土のうち、18.12%に当たる約174万平方キロが砂漠化していることを明らかにした。この砂漠化に伴う経済損失は年間540億元(約8000億円)に達するという。中国政府は、2000年以降、緑化対策に力を入れていることで砂漠化の進行は鈍化傾向にある。だが一方で、状況は依然深刻。温暖化に伴う干ばつで、今後、砂漠化や黄砂現象がさらに激化する恐れがあると警告している。中国の砂漠は、全国32省・自治区・直轄市のうち、30省・自治区・直轄市に幅広く分布。1995年〜1999年の5年間には、年間平均約3500平方キロの国土が砂漠化したという。この事態を改善しようと、2000年〜2004年の5年間は、緑化技術の普及や法整備の強化、対策プロジェクトの実施などをしたことにより、年間平均約1300平方キロに減少。2005年以降も、緑化の見込みのある砂漠地区で重点的な対策を講じるなど、2010年までに砂漠化に歯止めをかける方針を掲げている。しかし、同局は「目先の経済的利益にとらわれた無計画な開墾や水資源の浪費が今も続いている」と懸念の声をあげ、さらに、温暖化による干ばつも進行していることから「決して楽観できる状況ではない」と話している。
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175歳。世界最高齢の動物、ガラパゴスゾウガメ「ハリエット」死去

「進化論」で知られているイギリスの生物学者“ダーウィン”が、研究のため1835年にガラパゴスからイギリスに連れ帰ったとされる、メスのゾウガメ「ハリエット」が先週、オーストラリアの動物園で死亡した。死因は心臓発作、176歳だった。ハリエットは、1830年のガラパゴス諸島で生まれ。5歳の時、ダーウィンによってイギリスに連れられてきた後、紆余曲折を経てオーストラリア、クイーンズランド州南東部のオーストラリア動物園で余生を過ごしていた。ギネスブックでは、現在、生きている動物としては世界最高齢と記載され、動物園でも“スター”として人気を集めていた。ハリエットを看取った獣医によると、22日の夜、急性の心臓発作を起こし、苦しむことなく静かに息を引きとったとのこと。動物園の経営者は「彼女は偉大な老婦人だった」と死を悼んでいる。ちなみに、世界でもっとも長生きしたのはマダガスカルのカメで、1965年に188歳で死亡したことがギネスに登録されている。
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