【2006年07月04日】
■ 1 ■

宇宙から見た地球温暖化、カナダ西岸沖に藻類の巨大繁茂帯が出現

カナダの海洋科学研究所などは、6月末ごろから、カナダ西海岸のバンクーバー島沖に非常に巨大な「水の華」が出現し始めたことを発表した。これは、NASA(アメリカ航空宇宙局)の衛星画像によって明らかになったもので、言い換えるのであれば「宇宙からではないと確認が出来ないほど広域な繁茂現象」であるようだ。研究者たちは、気候の変化と関係がるのではないかと指摘している。「水の華」とは、英語で「water bloom」といい、珪藻類などの植物プランクトが高密度に発生して水面付近が変色する現象とのこと。「アオコ」と呼ばれる藍藻類の異常増殖による水の藍緑色現象、「赤潮」と呼ばれる渦鞭毛藻類等による水の赤褐色現象と似た現象である。海洋科学研究所は「我々はこの時期、バンクーバー島西岸沖で生育している大量のプランクトンをいつも入手している。ただ、こうしたパターンが地球規模の気候の変化で変わるのではないかと懸念している」と語っている。
ニュースソース:時事通信ニュース速報など >>>
▼NASA/アメリカ航空宇宙局>>>
■ 2 ■

二酸化炭素が増えても「農作物の増収はない」との研究結果

今まで、地球温暖化の主な原因である二酸化炭素が大気中に増すことで、農作物の収量も増える効果があると考えられていたことに対し、アメリカ・イリノイ大学など研究チームが「そうした効果は実は小さかった」という新たな研究結果をアメリカの科学誌サイエンスに発表した。研究チームは、作物周辺の二酸化炭素濃度を高く保てる特殊な装置を使い、岩手県でコメ、欧米で麦や大豆、菜種などの栽培実験を野外で実施。その結果、二酸化炭素増によって増えた収量は、過去に温室など管理された環境での実験で報告された平均量より少なく、コメ、麦、大豆は半分程度、菜種などは全く増えなかったという。研究チームは、日本や欧米での野外実験を基にしており、チームは「新データを踏まえた生産戦略の見直しが必要だ」と訴えている。また論文では「大気中の二酸化炭素濃度は2050年に現在の1.5倍近くに上昇し、温暖化がさらに進む」とも予想している。
ニュースソース:共同通信ニュース速報など >>>
■ 3 ■

2004年の一般ごみ排出量、10年前の水準まで減少

環境省は先週、2004年度の家庭ごみなど一般廃棄物の総排出量が、前年度比2%減の5059万トンだったことを明かにした。これは、東京ドーム約136杯分にあたるという。調査結果によると、排出量は2000年度をピークに減少傾向が続いており、10年前の1994年度とほぼ同じ水準とのこと。環境省は「2000年前後には、多くの自治体がごみ非常事態宣言を出したが、住民や市町村の努力で排出量が減った」と話す。ちなみに、1日1人当たりのごみ排出量は前年度比1.8%減の1086グラムで、1988年度並みの水準。市町村や住民が回収・リサイクルしたごみの総資源化量は前年度比2.6%増の940万トンで、最終処分場への埋め立て量は同4.2%減の809万トンとのこと。
ニュースソース:共同通信ニュース速報など >>>
■ 4 ■

カメレオンのように体色変える新種ヘビ、ボルネオ島で発見

インドネシアのボルネオ島・カリマンタンで、カメレオンのように体の色を変化させる新種のヘビが発見されたと、WWF(世界自然保護基金)が発表した。このヘビは、ボルネオ島南部のカプアス川周辺の湿地帯に生息しているのが確認され、ドイツとアメリカの研究者が新種として動物学の専門誌で報告、英名で「カプアス・マッド・スネーク」と付けられた。体長50センチほどで、毒を持っており、黒っぽいバケツに入れると、数分後に体が赤褐色から白色に変わったという。WWFによると、体色を変えるヘビは世界的にも珍しいとのこと。ちなみに、ボルネオ島では過去10年間に、361もの新種の野生動植物が発見されている。
ニュースソース:朝日新聞ニュース速報など >>>
■ 5 ■

アジアにおけるバイオ燃料の使用促進

インドネシアのユドヨノ大統領は先週、ガソリンへの依存度を軽減するため、バイオ燃料の使用促進、生産拡大を図るよう各閣僚に命じ、2010年までにココナツ、サトウキビ、ひまし油などの工場から抽出したバイオ燃料の使用を大幅に拡大する計画を推進するよう求めた。これにより、バイオ燃料の使用拡大でガソリン10%、ディーゼル油10%、電力50%の消費低下につながるよう目標が立てられている。ユドヨノ大統領は、バイオ燃料の増産で農村地域の雇用が増大するほか、同燃料の消費で農村地域の経済成長が促進されると語っている。一方、ベトナムでは、水産加工会社アジフィッシュが現在、ナマズの脂肪を使ったディーゼルエンジン用のバイオ燃料作りを計画している。今まで、加工過程で余分となったナマズの脂肪は、魚養殖池のポンプを動かす燃料として使用してきたという。同社は「試験結果をふまえ、この燃料を商品化する計画で、2007年までに国内市場向けに年間1万トンの生産体制を目指している」という。ちなみに、ナマズの脂肪1キロ当たり1.13リットルのバイオ燃料が生産できるという。
ニュースソース:時事通信ニュース速報など >>>
→詳しい情報は“ぜひ”こちらをクリック! 朝日新聞
共同通信社
時事通信社
毎日新聞
読売新聞
NHK 日経産業新聞
|