【2006年09月04日】
■ 1 ■

沖縄の海底に液体二酸化炭素の「プール」を発見

沖縄県与那国島沖の水深1380メートルの海底で、液化した二酸化炭素が閉じこめられた「プール」を有人潜水調査船「しんかい6500」を使って、海洋研究開発機構のグループが見つけた。また、このプールに二酸化炭素を分解する微生物が生息することも確かめたという。この発見は、地球温暖化対策として二酸化炭素の海底への封じ込めが検討されている中、その技術開発に参考となる成果。プールは、約300度の熱水が海底下から噴き出す場所のそばにあり、面積約200平方メートルで深さ約20センチ。液化二酸化炭素と微量の液化メタンで満たされており、二酸化炭素が海水と反応してできた厚さ約10センチの固体硫黄の層が「ふた」のように覆っていた。プール形成の原理は、地下のマグマに含まれる二酸化炭素とメタンが熱水とともにわきだし、冷やされて液化したらしいとのこと。二酸化炭素は水深2400メートルより深くでは液化して海底へ沈むため、地球温暖化対策の一案として深海底へ封じ込める技術が研究されているが、実際の海でこうしたプールが見つかったのは初めてという。研究チームは「海底への封じ込めでは、微生物の栄養となるメタンなどをまぜて沈めれば、二酸化炭素が効果的に処理される可能性がある」と話している。
ニュースソース:朝日新聞ニュース速報など >>>
■ 2 ■

北極海を覆う氷に200キロメートル×500キロメートルの穴

海洋研究開発機構が衛星観測データの解析したところ、北極海を覆う海氷に200キロメートル×500キロメートルほどの「穴」が開いたことが明らかになった。この穴は、太平洋寄りの海域に8月中旬からでき始めたらしく、周辺で観測していたカナダの砕氷船も確認している。南極周辺の海氷に穴が開く現象は知られているが、北極海での報告は珍しいという。北極海の海氷は厚さの平均が2.5メートル程度で、夏になると通常は周辺部が解けて小さくなるとのこと。しかし、温暖化の影響でこの海氷が解ける割合が増えてきているのだ。今年は冬の間に太平洋寄りの沿岸部に氷が吹き寄せられ、氷が厚くなっていたため、沿岸部より先に少し奥の海氷が解けたと見られる。
ニュースソース:朝日新聞ニュース速報など >>>
■ 3 ■

日本海沿岸に医療廃棄物6000個が漂着

使用済み注射器などの医療廃棄物が日本海沿岸に漂着した問題で、漂着したのは福井県から鹿児島県までの9県の海岸で、計約6000個に達したと環境省が発表した。うち300個以上には中国語の表記があったという。環境省は、中国政府に対し発生源などの情報提供を求める方針だ。また、各地で廃棄物漂着の問題が広がる中、国土交通省は、都道府県など海岸管理者への処理費用の助成を拡大するため、関連予算を2007年度予算の概算要求に盛り込んだ。実際に全国の海岸に漂着するごみは年間推計15万トン前後。撤去作業には、239自治体の約40%が年間100万円以上、15%が同500万円以上を支出しているという。
ニュースソース:共同通信ニュース速報など >>>
■ 4 ■

「サツマイモ」はヒートアイランド現象改善の鍵となるか?

都心の気温が上がる「ヒートアイランド現象」を改善するため、NTT都市開発はなどが、ビルの屋上でサツマイモを栽培している実験を先週、公開した。サツマイモは成長が早く葉が生い茂りやすいので、屋上周辺の気温上昇を抑える効果は大きいとみられている。ヒートアイランド対策は屋上に芝生や樹木を植えるのが主流。だが、サツマイモの葉は日光を遮りやすく、周囲の気温を奪う水分蒸発の量も同じ広さの芝生の1.5倍に達しているとのことで、最近の実験では、屋上の表面温度が約55度に上昇した時も、葉が茂ったところは30度程度だったという。
ニュースソース:共同通信ニュース速報など >>>
■ 5 ■

日本電機工業会、中国で蛍光灯を半額で白熱灯と交換

日本の電機メーカー約180社が加盟する日本電機工業会は、中国の家庭で一般的に使われている白熱灯の電球を省エネタイプの電球型蛍光灯に交換する事業に、来年度から乗り出すことを発表した。この節電効果で二酸化炭素排出量が減り、その分の「排出権」を政府や投資家に売り、それを元手に電球型蛍光灯を半額に値引くという仕組みとのこと。メーカーにも消費者にも利点があるため普及が進みやすく、温暖化防止にも貢献できると考えている。電機工業会と中国の国家発展改革委員会エネルギー研究所はまず、河北省石家荘市(人口約920万人、約300万世帯)で電球交換プロジェクトを実施。電球型蛍光灯を買った消費者が、交換した白熱灯を河北省の省エネ推進機関「DSMセンター」に持ち込むと、購入費の半額が返金される。実際に3900世帯を対象に実験したところ、2週間余りで約3000個の電球が交換できたという。同市では、年60万個の交換を想定。年約8万5300トンの二酸化炭素削減につながる予定。この分の排出権が販売されると、販売額は1億3600万円と見込んまれている。電機工業会によると、中国では白熱灯が多く使われ、電力消費量の約3割を照明用が占めるという。電球型蛍光灯に替えれば大幅な省エネになるが、価格が約10倍と高く、普及しないでいた。工業会は石家荘市でのプロジェクトが成功したら、中国全土に広げていく方針。将来は冷蔵庫やエアコンなどへの応用も視野に入れており、巨大市場・中国での省エネ製品販売の強力な後押し役となりそうだ。
ニュースソース:朝日新聞ニュース速報など >>>
→詳しい情報は“ぜひ”こちらをクリック! 朝日新聞
共同通信社
時事通信社
毎日新聞
読売新聞
NHK 日経産業新聞
|