【2006年12月12日】
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来年、ハリケーンが再び活発化の予測

来年、大西洋で発生するハリケーンが再び活発化する予測を英国の気象予測機関「トロピカル・ストーム・リスク」が公表した。これは、カリブ海の海面温度や貿易風の速度などを基に予測したもので、来年6月〜11月のハリケーンシーズンには熱帯性低気圧が15個以上発生し、このうち9個程度がハリケーンに発達、さらにこの中の4個程度が大型ハリケーンになると予想している。ちなみに、2005年は熱帯性低気圧が27個発生、15個がハリケーンとなり、うち7個が大型となり、米ニューオーリンズに甚大な被害をもたらしたハリケーン「カトリーナ」も記憶に新しい。同機関は、来年は熱帯性低気圧の活動が1950年〜2006年の平均より6割アップするとみている。
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2080年までに、温暖化の影響で北極海の氷原が消滅

欧州の北極調査機関「DAMOCLES」がドイツのブレーメンで開いた会議で、地球温暖化の影響で、2080年までに北極海の氷原が完全に解けてしまう可能性があると明らかにした。予想通りに温暖化が進めば、2080年までの夏季には、北極海の氷原が完全に姿を消してしまうという。現在、北極海の氷原は一部が解けたり、再び凍ったりして、季節によって面積を変えている。しかし、このままでは数十年のうちに、北極海で恒久的に凍っている地域はなくなってしまうという。また、調査によると、単に北極海の氷が無くなるだけではなく、食物連鎖全体が脅かされ、最終的には、人間が食べる魚にまで影響が及ぶと指摘している。
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しらせ船上で、南極の温暖化抑制作用を調査開始

第48次南極観測隊は先週、オーストラリアを出港し、しらせ船上で、南極海の持つ地球温暖化抑制機能に関する研究プロジェクト開始した。この研究は、水深150メートルまで沈めた網でプランクトンを採取する活動を実施し、オキアミが植物プランクトンを食べる時に発生する海中の「硫化ジメチル」を計測するというもの。「硫化ジメチル」を計測する理由は、この物質は海から大気中に放出されると雲粒を生成する核の素となり、できた雲が日差しを遮ることで温暖化を抑制するとみられるから。今後、さらに30数カ所で、プランクトン採取や海水の成分分析をするという。今回初めて、南極の定着氷域での海中硫化ジメチル濃度測定に取り組み、各種プランクトンの分布との関連も調べる予定である。
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微生物を使い、超高性能プラスチックの原料を生産

東大大学院農学生命科学研究科の堀之内末治教授らのグループは、従来のプラスチックより耐熱性などに優れる「超高性能プラスチック」の原料を、微生物によって生産する仕組みを突き止めた。これにより、石油に依存せずに、耐久性に優れ、応用範囲が広いプラスチックの大量生産が実現できると期待されている。研究グループは、土の中にいる微生物の放線菌の一種が、超高性能プラスチックの主要な原料となる「3−アミノ−4−ヒドロキシ安息香酸」と呼ばれる化合物を産生することに着目。わずか2種類の新しい酵素によって、この化合物が合成されることを解明した。
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アルメニア、結果的に車のクリーン燃料利用は「世界一」

ガソリンやディーゼルに代わるクリーンな自動車燃料の利用が急務となっている現在、旧ソ連のアルメニアでは、自動車の約3割が酸化窒素の排出量が少ない天然ガスを利用し、この分野で世界をリードしていると、米エネルギー省が明らかにした。ただ、この状況は、同国が望んだものではなく、ソ連崩壊後、紛争の影響でアゼルバイジャンからのガソリン入手が困難になったためとのこと。そのため、ロシアから安く輸入されている天然ガスが自動車燃料として利用するようになり、結果、世界一のクリーン燃料利用国にならざる終えなかったというのだ。今では自家用車4万5000台、公共交通機関の車の90%が天然ガス車とのこと。国内には140カ所のガス・ステーションがあり、ドライバーが補給場所に困ることはないという。もっとも国民の間に不満がないわけではなく「ガスはエンジンに悪いし、トランクに80キロもあるボンベを積んで走るのはいいことじゃない」と話す人もいる。天然ガス利用は環境保護に役立っていると自賛する政府も、国民の平均月収が100ドル相当という現在の経済苦境から脱したら天然ガス利用が減る可能性があることを認識し、優遇税制の導入などで利用を継続させたい考えだ。
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