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【2004年07月19日号】

■ 1 ■

【イスラエル発】珊瑚礁絶滅のおそれ

 イスラエル南端の美しいリゾート地エイラトの海岸沿いに生息する、世界的 に有名な珊瑚礁が今絶滅の危機に瀕している。大きな原因と見られているのは この地域で盛んな養殖漁業だ。年間500万匹もの養殖魚の排泄する硝酸塩がプラ ンクトンを異常発生させ、それが珊瑚の生存に必要な日光をさえぎり、硝酸塩 の主成分である窒素の増加(エイラト周辺の海で養殖場から発生する窒素量が 全体の90%を占める=年間250トン)が環境に敏感な珊瑚礁の生殖能力に影響し ているという。この地域では政府の許可なく養殖を行う業者が多い一方で、こ うした養殖業者がイスラエル政府に対し年間2,000万ドルもの献金を行っている ため、政府も業務停止措置を出していない。珊瑚環境学者のLoya教授は、こう した養魚場産業を禁止しない限り、エイラトの珊瑚礁の絶滅は避けられないだろうとコメントしている。
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■ 2 ■

【アメリカ発】賄賂が環境を蝕む

 生態系を蝕む大きな原因は贈賄であると世界資源研究所(WRI)が報告した。インドネシアでは政府の軍部官僚に対し、民間の材木業者が違法な伐採と輸出を行う代わりに贈賄を行っていることが問題になっているが、こうした贈賄の傾向は特に、本来天然資源に対しての管理や規制を施行する立場にある公務員の 給与が安い発展途上国に見られるという。ブラジル環境省 によると、ブラジルのアマゾンで2000年に伐採された材木の80%(2550万立方メートル)は不法伐 採であり、またインドネシアでも50-70%の材木は不法伐採とみられる (年間200万ヘクタール)。1997年にはカンボジアでは合法な伐採による政府の歳入は1500万ドルだったが、同じ年の伐採業者から政府官僚への贈賄額はその13倍の2億ドルにのぼったという。報告書は、メディアや民間支持団体等による公衆の意 識改革と共に、厳格な法に基づいた贈賄の防止が必要であるとしている。
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■ 3 ■

【アメリカ発】ナチュラル志向で子供も健康に

 子供が生まれたことをきっかけにオーガニック生活を始める人たちも多いの ではないだろうか?近年アメリカでは、環境に優しいベビー向け商品を提供す る会社が増えている。Nature’s One社はオーガニック離乳食をネット販売し、 人気を集めている。1週間分のレシピと材料がセットになったホームメード離 乳食セット($34.95)も、瓶詰めの離乳食に代わる商品として人気だ。Tushies 社は塩素やラテックス、香料を使用しない紙オムツを販売している。その他に もGreen Babies社のオーガニックコットンベビー服や、眠る時間が多い乳幼児 向けのオーガニック寝具といった商品もある。オーガニック企業の多くが公正 な取引慣行、持続可能な生活、健康的な生き方を目指したビジネスを行ってお り、こうした企業の商品を使用することは、子供たちだけでなく私たち大人に とってもより高い質の生活を提供してくれるといえる。
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■ 4 ■

【アメリカ発】カリフォルニアの小学校、エコ運動実施中

 ロサンジェルスのアルダマ小学校ではキャンパス内のごみ拾いをした生徒に、 先生が「グッドマネー」を渡している。グッドマネーをもらった生徒は、その グッドマネーに自分の名前を書き、事務局に設置された箱に入れておく。毎月 行われる校内集会で、この箱の中からグッドマネーが取り出されるイベントがあり、選出された生徒には賞がもらえる仕組みだ。もちろん、行われるエコ活 動は、ゴミ拾いだけではない。3年生は緑化のために学校の丘に植物や木を植 える作業を手伝っている。これにより、木や花の苗を植えることでアスファルトの多いキャンパスも美しくなり、酸素量も増えることになる。
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 世界のエコニュース(行政編)は
「World Environmental Policy News」から抜粋して
 お届けしています。


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