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エコニュース 国内
  

【2004年08月30日号】

■ 1 ■

【アメリカ発】クジラの骨を食べる蟲が発見される

カリフォルニア、モンテレー湾沖における海底調査で、コククジラの腐敗した死体の骨に群がる、新種の蟲2種が発見された。目も口も消化器もないこの生物は、ピンクがかった赤色の羽毛状のエラと、死んだクジラの骨まで移動するのに使われると思われる緑色の根のようなものを持ち、その奇妙な食生活からラテン語で「骨を貪る者」を意味する「Osedax」という属名がつけられた。メスの大きさは2.5cm〜5cmくらいあり、その体内には50〜100匹の微小なオスが寄生しているとのこと。寄生するオスは、ただメスの卵子へ精子を供給するだけだという。「サイエンス」誌によると、この蟲は骨組織の中の脂肪を分解するためにバクテリアを利用する動物として初めての発見で、おそらくまだ知られていないような代謝回路を持つと見られている。DNA解析では、やはり数々の方法でそのエネルギー摂取をバクテリアにたよる、ジャイアント・チューブワーム(熱水噴出孔のそばに生息)との関連がみられるという。
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■ 2 ■

【オランダ発】未来の欧州には冬が無い?

欧州は地球上の他の地域に比べ、地球温暖化による気温上昇が著しく加速化しており、このままでは2080年までに冬は完全に無くなってしまうだろうと、欧州環境庁(EEA)が報告している。この報告はアメリカの気象学者チームによって以前に発表されている「アメリカ中西部や地中海沿岸部のようにもともと暑さの激しい地域では、地球温暖化の影響はさらに大きくなる」という発表とも同調する。実際、1990年代における気象関連の災害は、1980年代の2倍を記録し、また欧州の9箇所の氷山地域のうち、既に8箇所の氷河の体積がここ5000年間で最低のレベルにまで落ちているという。また欧州の海面上昇のペースは前世紀の2〜4倍となる見込み。「今回の発表は地球規模での気候変動は既に始まっていることを示すのに十分なもので、また気候変動は我々欧州に住む人々・経済・生態系へと大きな影響を及ぼすもの」と欧州環境大臣は述べている。
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■ 3 ■

【中国発】パンダの絶滅を防ぐためにサファリパークを建設

新華通信は、パンダの絶滅を避けるため、巨大なサファリ区域を建設していると伝えた。これにより、サファリ区域内で、パンダによる自然繁殖を計画し、個体数の増加を試みているとのこと。サファリ区域は四川省南部に建設され、現在あるジャイアントパンダのエコロジーツーリズム区域の3倍の広さ、1200平方キロの面積となる予定。サファリパークの関係者は「パンダの保護区域を拡大することで近親繁殖を防ぎ、希少な存在のパンダの数増加を期待したい」とコメントしている。パンダは現在野生ではわずか1590匹ほどしか生き残っておらず、人間の管理下でも160匹が生息しているのみという。
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■ 4 ■

【アメリカ発】カリフォルニアの森に伝染病が蔓延

家具材として人気のオークが多く生えるカリフォルニアの森で、植物を枯らしてしまう伝染病が発生している。その伝染病は真菌の一種で、カリフォルニア州では既に数千本のオークの木が、この真菌のために枯れており、月桂樹など他の木の葉にも伝染していることを明らかにした。真菌は、森でハイキングする人々のブーツに付着しており、ハイカーは森の散策を楽しみながら知らず知らずのうちに真菌を分散させていることが研究でわかった。多くの人が足を踏み入れる区域ほど真菌が広がっている可能性があるため、国立公園の一部では散策路を閉鎖するおそれもあるという。
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●今回、世界のエコニュースは、
Environmental News Network」から抜粋してお届けしています。


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