【2004年10月04日号】
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【イギリス発】中国農業、気候変動により大打撃?

今後、気候変動によって中国農業が大きな影響を受けるとする研究結果をイギリスのモーレイ環境大臣が発表した。これは、2001年7月より進められてきた、イギリスと中国が進めてきた共同研究によるもの。最悪のシナリオでは、この先、二酸化炭素の排出が抑制されなければ、中国のコメ、ムギ、トウモロコシの三大穀物生産量は37%減少し、特にコメの生産量は、2080年までに、5分の1減少すると推計。事実、イギリスのハドレ−気候保護研究センターが開発した地域別気候モデルによれば、猛暑や豪雨の日数が増加し、冬は温暖になるとのこと。また、今回は初めて、社会経済の発展が中国の農業に及ぼす影響についても触れている。それによると、経済が高度成長した場合、耕作に適した土地は13%減少し、既存農地に圧力がかかるという。なお、このモデルは、気候、土壌及び大気中の二酸化炭素濃度の変化は考慮に入れているが、水資源や病害虫については勘案していない。2005年から始まる共同プロジェクトの第二段階では、気候変動が、水資源や二酸化炭素濃度の上昇による植物の成長促進に及ぼす影響、及びこうした影響が耕地に与える効果について検討する。また、特に気候変動の影響を受けやすいと思われる中国各地方の調査を行う予定だ。
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【UNEP発】イラクの環境ホットスポット、調査開始

環境が著しく汚染された地域を「環境ホットスポット」というが、UNEPは、この環境スポット調査をイラク国内で実施すると明らかにした。これは、イラク環境省の協力により、UNEPがコーディネートしたもの。実際に調査するのは、最新の研究所で研修を受け、現地調査の技術を習得したイラクの科学者たち。調査内容は、汚染地区の一部で、ヒトの健康や野生生物、環境への脅威を評価するというもの。また、科学者らは、UNEPの紛争後アセスメント部とサンプルを共有し、イラクと欧州の研究所の両方でテストできるようにする。UNEPのテプファー事務局長は、「イラクでは、様々な汚染物質によって汚染されたと考えられる場所が、300ヵ所以上あると推定される。このパイロット事業では、そのうちの5ヵ所を取り上げる。重要なことは、イラク国内で技能と技術的なノウハウを育むために、イラクの専門家がテストを実施できるよう、UNEPが研修を行うことだ」と述べる。事業費470万ドル(5億6400万円)のプロジェクトは、国連イラク信託基金の枠組みの中で承認されたもので、日本政府からの資金提供も受けている。
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【EPA発】1970年以来、アメリカの大気が最もきれいに

大気浄化法で指定された6種類の主要な汚染物質の排出量が、2003年においても減少したことで、アメリカの大気がここ30年間で最もきれいになったと、EPAが公表した「2003年排出報告」によって明らかとなった。アメリカは1970年以降、経済が150%以上成長した一方で、6種類の汚染物質(一酸化炭素、窒素酸化物、硫黄酸化物、粒子状物質、揮発性有機化合物及び鉛)の排出総量が、3億150万トンから1億4780万トンへと、51%減少。また、2003年の排出総量は、2000年から1200万トン(7.8%)減少したという。このような削減の主たる理由は、1990年より実施されているキャップ・アンド・トレード・プログラムにあるとのこと。併せて公表された「酸性雨進捗状況報告書」によれば、1990年から、硫黄酸化物の排出量は510万トン(32%)、窒素酸化物の排出量は250万トン(37%)減少した。
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【イギリス発】ロンドンの交通騒音マップを発表

イギリス政府、及びイギリス環境・食糧・地方事業省は、ロンドンにおいて騒音が著しい地域を示す騒音マップを初めて発表した。この「道路交通騒音マップ」は、イングランド中の道路、鉄道、航空機、工場などの騒音を、地図で表現しようとする取組みの第一弾。ロンドン住民は、航空機騒音や近隣騒音よりも、道路交通騒音が一番問題だと考えていることが調査により明らかになっているため、このマップが先んじて発表された。この地図が作成されたことにより、政府、地方自治体および都市計画関係者は、騒音を管理し、多くの人々が重度の騒音にさらされないようにすることができるとのこと。ちなみに、ロンドン道路交通騒音マップの策定には、約50万ポンド(9900万円)を要したという。
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【ドイツ発】歩いて学校にけば温暖化防止

「歩いて学校に行こう」と子供達に呼びかけるキャンペーンがドイツでスタートした。これは、学校まで、親に車で送ってもらうのではなく、自分で歩いて登校しようと呼びかけるもので、子供たちの健康、交通安全、環境保護や歩くことへの楽しみをふくらませることを目的としている。この運動は、1994年にイギリスで始まり、現在では、世界30カ国以上で展開されているとのこと。自宅から学校まで、2Kmほどの短距離を年間200日、車で送り迎えを行うと、年間約160kgの二酸化炭素が排出されるというデータもある。キャンペーンは、ドイツ徒歩連盟が中心となって進めており、連邦環境省、連邦青年省、学校教育者連盟などが協力している。
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【UNEP発】子供たちが描く環境ポスターコンテスト、募集開始

UNEPと日本の地球環境平和財団によって毎年行われている「国連子供環境ポスター原画コンテスト」の募集が始まった。募集期間は2005年1月31日まで。2004年のテーマは、「緑の都市(Green
Cities)」。今回は初めて、原画をタイ、スイス、メキシコ、アメリカ、バーレーン、ケニアのUNEP地域事務所で受付けるとのこと。また、下記のURLでは、Email経由の申し込みの宛先も掲載されている。応募された原画は、各UNEP地域事務所単位で優勝者を決定し、2005年4月22日のアースディにて発表。また、第一位となった子供は、2005年世界環境デーのメイン会場であるサンフランシスコに招待される。受賞作品は日本を含め各国で展示され、インターネットでも公開される予定とのこと。さらに、受賞作品は例年どおり、ポスターやカレンダー、ポストカードに起用されるという。
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世界のエコニュース(行政編)は「World Environmental Policy News」から抜粋して お届けしています。
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