【2004年10月11日号】
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【メキシコ発】メキシコにヒメウミガメが帰ってきた!

メキシコの太平洋沿岸で今年、記録的な数のヒメウミガメが産卵していることをメキシコの環境監視委員が報告した。ウミガメの産卵場であるオアハカ州の海岸では約2700万個のヒメウミガメの卵が監視下にあり、過去20年で最多の約900万個が孵化する見込みだ。メキシコには様々な種類のウミガメが生息しており、これまでも不安定な気候や天敵に脅かされてきたが、最大の敵はウミガメの肉と卵を狙う密漁者で、現在も危機に瀕する種類のウミガメもいる。1980年代、1990年代に深刻な痛手を受けてきたヒメウミガメは現在本格的な回復の過程にあると関係者は述べているが、一方では、先週、ウミガメの卵2000個を盗んだ3人の密猟者が逮捕された。ウミガメの密漁者対策は現在も大きな課題だ。
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【タイ発】アフリカ、アジアで象牙の違法取引が続く

今月バンコクで開催されるワシントン条約締約国会議では、象牙取引が大きな議題のひとつとなる。2002年に象牙の違法取引に対し大規模な取締りが行われたが、現在でもアフリカやアジアで違法象牙の取引は続いており、中国が最大の取引市場となっている。象牙は観光客の乗る船に一緒に積まれ、簡単に市場のある国に入港してしまう。1979年から10年間でアフリカゾウの数が120万頭〜60万頭に激減したことを受け、1989年にはワシントン条約により象牙の取引が禁止された。しかし、2002年にはアフリカの国々に在庫として残っていた象牙を排出するためにワシントン条約を一度のみ解禁するとの決定が下され、環境団体からは反対の声が上がった。この決定は現在のところ、解禁に伴う密猟の可能性が評価されるまでは実際に施行されていない。しかし10月のワシントン条約締約国会議ではナミビアが年間2トンの象牙を取引することを認めてほしいと訴えており、取引禁止の継続を主張するケニヤ等の国を含め、議論を呼ぶことが予想される。
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【アメリカ発】アメリカ、ワシントン州沖で有毒藻類が異常発生

アメリカ・ワシントン州沿岸では、過去最長の約50kmの距離に渡り有害藻類が異常増殖している。有害藻類は現在海岸から約30km離れた位置にあり、致死の危険性をもつドーモイック酸を分泌するおそれがある。ドーモイック酸は主に貝類や甲殻類の組織の中で濃縮され、そうした貝類を人間が食べると記憶障害や学習障害を引き起こすおそれがある。藻は海岸から離れた距離にある限り危険性はないものの、嵐などで海岸に漂着する場合があるため、科学者達は週2回、海岸近くの海水にドーモイック酸が含まれていないか確認し、また衛星を使って藻類の動きを監視している。赤潮自体の発生はここ数100年の間、しばしば太平洋沿岸で観測されてきたが、有害藻類の異常増殖は80年代後半に入って急に世界各地で観測されるようになった。
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【イラク発】イラク、戦争による汚染と戦う

イラクが原油流出や、破棄された軍用車両のスクラップメタル等の、戦争が原因となった汚染の測定を行うことを国連が伝えている。イラクはこれまで、1990年の湾岸戦争、昨年のアメリカ軍による侵攻、また長年に渡る制裁の間に排出された産業ゴミ等で大きなダメージを受けており、そのことに人々が目を向けるよう環境団体も声を大にしている。10月のパイロット調査では、汚染の被害を受けていると推定されるイラク国内の300箇所以上のうち5箇所からテストサンプルを取る。これらの地域の中にはバグダッドの北に位置する製油所や、イラク北部の硫黄鉱山も含まれる。プロジェクトはUNEP(国連環境計画)が調整を行っており、470万ドル(約5億2千万円)規模となる。このプロジェクトには日本も資金を提供している。
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世界のエコニュース(行政編)は「World Environmental Policy News」から抜粋して お届けしています。
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