| 【2005年03月07日】
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【ケニア発】スーパーの袋がゴミ問題に

ケニヤではスーパーのビニール袋がゴミ問題になっていることを国連環境計画が伝えた。ケニヤで使用されているスーパーの袋は非常に薄く、買った物を家に持ち帰るのがやっとで、すぐ破れてゴミになってしまう。しかし首都ナイロビでは、一日に出る固形ゴミ1650トンのうち、回収されるのはわずか4分の1という状況で、こうしたビニール袋も路上に捨てられたままになっている。ビニール袋は水や下水の流れをせき止めるため、マラリアの原因となる蚊の格好の産卵場所となっている。またウミガメやクジラなどの野生動物・海洋生物がビニール袋を飲み込んでしまい、窒息死するケースも多い。こうした状況を鑑み、国連環境計画は厚さが30ミクロン以下の薄いビニール袋を中止した上で厚いビニール袋には税金を課し、環境に優しい素材の袋には助成金を出すことで、消費者が綿やサイザル素材の袋をスーパーへの買い物に利用する動きを促進するよう提案している。
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【アメリカ発】世界各国で海流発電の開発が進む

アメリカでは、ニューヨークやサンフランシスコのような沿岸部の都市で、海流を発電に利用する取り組みが進んでいる。現在は海中に大型のブイ(浮標)を浮かべたり、潮の干潮と共に回るタービンを沈めるなどの方法がまだ試験的に行われている段階であり、海流発電は更なる開発が求められている。こうした取り組みの一環として、今年5月にはアメリカのヴァーダント・パワー社が、ニューヨーク市のイーストリバーの川底に6基のタービンを沈め、ルーズベルト島にある市場へ試験的に電力を供給する計画だ。取り組みが順調に進めば、将来的にはタービンの数は200〜300基に増やされる。気になる環境への配慮についてヴァーダント社は、「タービンの刃は鋭利なものではなく、置かれる間隔が広い上、回転のスピードも遅いので海洋生物を傷つけるおそれは殆どない」とコメントしている。海洋発電への取り組みはアメリカの沿岸部だけでなく、オーストラリア・オランダ・デンマーク等、海岸に面した世界各国で広がっている。
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【アメリカ発】酪農家、牛乳の「オーガニック」基準に疑問の声

アメリカでは「オーガニック」表示の牛乳が人気だが、オーガニックの定義をめぐり、酪農家の間で意見が分れている。手間のかかる放牧でなく、柵の中で飼育している乳牛であっても、飼料がオーガニックであれば「オーガニック」とラベル付けして良いのか?ということだ。アメリカ農務省の基準では、“牧草へのアクセスがある牛から取れる牛乳”を「オーガニック」としているが、餌の中に牧草が占める割合については指定していない。このため、大手の酪農場では、オーガニックの穀物を与えながら乳牛を檻の中で飼育し、搾乳できない時期にだけ放牧するだけで、「オーガニック」表示で販売しているケースがある。現在アメリカ国内のスーパーでは、通常の牛乳が1/2ガロン(3.78リットル)で$1.57(170円)なのに対し、「オーガニック」表示の牛乳は通常の約2倍、320円で販売されている。消費者はオーガニックというと放牧の時間が長い乳牛を期待しているが、こうした「オーガニック」の牛乳が、実は檻の中で多くの時間を過ごしている乳牛の場合があることを知ることとなった。そのため、消費者が本当のオーガニック牛乳に背を向けてしまうのでは、消費者を混乱させるのではと心配する酪農家もいる。
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【UNEP発】環境の悪化で感染症が拡大

UNEP=国連環境計画は、温暖化、森林破壊、ダムや道路の建設、水質汚染などの環境変化により、新種のウイルスや、これまで抑えられてきた感染症が拡大していることを明らかにした。温暖化で病原体が繁殖しやすい環境が整い、また環境の悪化で野生動物の生息地が減少した結果、野生動物に寄生する病原体が新たな宿主と環境を求めて移動していると考えられる。このような環境悪化によって病原体が移動した例として、ニパウイルスのヒトへの感染が挙げられる。ニパウイルスは従来フルーツコウモリの体内に存在していたが、1990年代後半のスマトラ森林火災や、マレーシアでヤシ栽培のために天然林が伐採された結果、コウモリの食物である果物がなくなってしまい、人間の住むエリアに飛来した結果、家畜のブタにウイルスが感染したものと考えられる。ニパウイルスでは人間がウイルスを持ったブタに直接触れることが感染の原因となり、結果として日本脳炎に良く似た症状を引き起こす。ニパウイルスは非常に致死率が高く、アジアで多くの症例が報告されている。
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世界のエコニュース(行政編)は「World Environmental Policy News」から抜粋して お届けしています。
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