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エコニュース 国内
  
【2005年07月25日】

■ 1 ■

【イギリス発】芸術の名の下に水の無駄使い

ロンドンの美術館The House Galleryに、一風変わった展示物がお目見えした。水道の水を大量に出しっぱなしにして、水の無駄遣いを訴えようとするものだ。この「作品」を作った男性、マーク・マクガバン氏は、これまでも、バスタブいっぱいの炒めた豆の中に入り、鼻にフライドポテトを刺して典型的な英国風朝食の支持を訴えるなど、過激な芸術活動に取り組んできた。展示物は銀色の洗面台で、「お客様へ:蛇口がしまっていたら開けて、水を流したままにして下さるようお願いします」というメッセージがついている。現在水不足に悩むロンドンで、これまですでに約75万リットルの水がこの蛇口から流れ出ている。年間にすると1100万リットルもの水が無駄になってしまうのだ。一方でこの芸術作品のために発生した水道料金を負担するThe House Gallery美術館も、年間250万円程度となる水道代を支払えるか微妙なようだ。地元の水道会社はマクガバン氏に蛇口をしめるよう求めているが、現在のところ要請に従う様子はない。
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■ 2 ■

【インド発】森林面積は拡大、森林密度は縮小

インド政府は、国土に対して森林が占める面積を2012年までに23.7%から33%に増やす計画を立てており、その途中経過を示す調査結果が7月20日公表された。この調査は、インドの環境省が衛星を使って2001年と2003年に行ったもの。発表によるとインドの国土に占める森林全体の面積は2001年〜2003年の間に約2万1000平方キロ増加したものの、密林の占める面積は約2万6000平方キロ減少したという。森林面積増加計画に対する課題としては何よりもまずコストの問題があり、専門家によると計画を達成するためには約2億円がかかるという。政府は半官半民のパートナーシップなど資金集めの方法を模索しているが、ラジャ環境大臣は「この目標を達成するには越えなければいけないハードルがいくつかあるかもしれません」とコメントしている。密林の減少した理由としては鉱山の開発や産業開発、低木地や疎林が減少している原因としては都市化が考えられる。
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■ 3 ■

【ベトナム発】絶滅危惧種のカメ、埋め込みマイクロチップに救われる

絶滅が危惧される珍しい種類のカメがカンボジアで密猟者に捕まり、ベトナムまで運ばれた時点で運良く取り締まりによって命を救われた。見つかったのはもともとカンボジアに生息していた「バタガール・バスカ」と呼ばれる大きなカメで、昔はその卵がカンボジア国王に謙譲されていたこともあるという。密猟者がカンボジアの川で、他の種類のカメとともにバタガール・バスカを捕え、オートバイでベトナム国境までつれてきたところで取締りが入った。カメの肉は中国のレストランでは珍味として喜ばれるため、この密猟者もバタガール・バスカと他のカメを中国に密輸しようとしていたものと思われる。カメは没収されたあとカンボジアの野生動物検査センターに送られ、そこでバタガール・バスカの身元が判明した。バタガール・バスカに埋め込まれたマイクロチップにより、もともとカンボジア南部に生息していたことがわかったため、健康状態をチェックしたのち、もとの川に戻されることになっている。バタガール・バスカの数は近年急速に減少しており、1999年には690匹の生息が確認されたが、2004年にはわずか40匹しか確認されていない。
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■ 4 ■

【アメリカ発】スーパー大手ウォルマート、エコ店舗を建設

世界最大のスーパーマーケットチェーン「ウォルマート」は、資源保全とコスト節約を目的とし、初の環境に優しい店舗をオープンする。エコ版ウォルマートが建設されたのはアメリカ・テキサス州で、巨大な店舗の中には大きな風力タービンが設置され、店で使用する電力の5%を発電する。また洗浄水の95%を確保できるように雨水を溜める池も作られた。他にも水が不要なお手洗い(1回に約4リットルの水が節約できる)や、店内のレストランで使用した油や、自動車センターから出たエンジンを建物の暖房用燃料にリサイクルするシステムなどがあり、ウォルマートの担当者はこうした設備がいつか当たり前のものとしてみなされるようになることを願っているという。環境に配慮した建築物にするためにかかったコストについては明らかにしていない。現在は2軒目のエコ・ウォルマートの建設がコロラド州で進んでいる。
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 今回、世界のエコニュースは、
「World Environmental Policy News」から抜粋してお届けしています。


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