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エコニュース 国内
  
【2005年09月05日】

■ 1 ■

【インド発】都市でのビニール袋製造・販売禁止令

インドインド西部のマハラシュストラ州は8月24日、すべてのビニール袋の製造および販売を禁止すると発表した。マハラシュストラ州の高官によると、今年7月のモンスーンの時期に下水溝・排水溝がビニール袋で詰まってしまったことが、今回の禁止令の発令につながったという。今年のモンスーンによる洪水や土砂崩れにより、マハラシュストラ州では1000人以上が亡くなった。禁止令により、ビニール袋の製造・販売を行った業者には5千ルピー(1万2000円)、ビニール袋を個人が使用した場合には千ルピー(2500円)の罰金が課される。インドの他の州ではすでに、20ミクロン(0.002センチ)の薄いビニール袋の使用を禁じている。首都ボンベイにある環境団体は、ビニール袋は洪水被害を拡大した原因のひとつに過ぎないとして、空地の確保や、排水溝・廃棄物の定期的なクリーンアップを政府に求めている。
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■ 2 ■

【イラク発】水のインフラ再建に5年がかかる見通し

イラクのアブドゥル・ラティフ・ジャマル・ラシド水資源大臣は8月24日、イラクの水インフラを再建するのに最大で5年かかる見通しで、地方では電気と清潔な水の不足により、現在も衛生状況が非常に厳しい情況にあると述べた。ラシド大臣はイラクの復興のためには治安とインフラ整備両方を改善しなければならないとし、戦闘により不安定な状態が続いていることで、イラクの国民に清潔な水を提供することが難しくなっていると述べている。ラシド大臣によると、イラクでは水管理のための大規模なプログラムをすでに持っており、十分な予算が取れれば、3〜5年後には目標を達成できる見込みだという。水のインフラはフセイン政権時代には何の対処もされていなかった上、先のアメリカとの戦争により一層のダメージを被った。戦後、アメリカからはイラクの水管理のための資金を割り当てたが、その殆どはイラク国内の治安維持のために使われてしまったという。また、地方では、浄水のための電力が不足しており、せっかく届いた水も使えないままになっているという。また下水システムが整っていないため衛生状況は悪く、首都バグダッドですら排泄物がそのまま川に流れ込んでいるという状況だということだ。
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■ 3 ■

【オーストラリア発】ワニの血液の秘めたる可能性

北部熱帯オーストラリアの科学者たちはワニの採血に余念がない。ワニの免疫システムがHIVヴィールスを殺す事が確かめられ、ヒトへの効果が期待できる強力な抗生物質の開発につながる可能性があるからだ。ワニの免疫システムは人間のものに比べはるかに強力で、バクテリアのうようよするような環境の中に居ながら、彼らの傷口の治りは非常に早いという。例えば、個体間のテリトリー争いなどの激しい戦いで、手足を失うような傷があっても生死にかかわるような重篤な感染症は発症していない。1998年の初期の研究で、ワニの血液中のいくつかの抗体がペニシリンに耐性をもってしまった黄色ブドウ球菌などを殺菌することが発見され、現在ではそれはヒトの免疫システムよりも効果的にエイズヴィールスを殺すことが分かっているという。ワニの免疫システムはヒトのそれとは異なった機能作用を持ち、感染部に細菌が発生すると即座に直接攻撃を始めるという。具体的には細菌を引き裂きパンクさせるもので「その様子はまるで細菌の頭に銃をつきつけ、引き金を引くようなものです」と研究者は説明する。過去10年に渡り、海水種、淡水種の野生から飼育までにいたるさまざまな種類のワニを対象に、後頭部の大静脈から採血するなどして、研究が進められている。しかし、ワニの免疫システムはヒトの体内で合成され消費されるには強力すぎる。ヒトへの応用に至るにはまだまだやるべきことは多く市販されるまでには年月を要するという。研究者によると、今後の可能性としては糖尿病性潰瘍や、やけどなど感染症が発症しやすい患者を対象に経口薬として抗生物質が開発される見通しである。
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■ 4 ■

【アメリカ発】クローン同士の親山猫から子猫生まれる

アメリカにある「オーデュボン絶滅危惧種研究センター」で、野生の個体から創られたクローン山猫同士のつがいから、合計8匹もの子猫が生まれた。研究者たちはクローン技術の絶滅危惧種への応用への可能性に期待を膨らませている。今件は、ジャズと名づけられたオスのアフリカ山猫のクローンであるディティーが、ナンシーというジャズとは血縁のないメス山猫から創られた2匹のメスのクローン(それぞれマッジとキャティーと名づけられている)とつがいとなり、マッジから5匹、そしてキャティーからは3匹の子猫が生まれたもの。クローン生物が自然に生殖することはこれまで羊や牛などで確かめられているが、2体のクローン個体からの生殖に成功したのはオーデュボン研究センターによれば今回が世界で初めてのことだという。「クローン生物の自然な生殖を促進することで、生殖的に不能な個体の遺伝子をよみがえらせることができ、野生動物の遺伝子を救うことが出来る」とセンターの指導者は語り、適切に保存されているヒフのサンプルさえあれば、ずっと以前に滅びた生物でもクローン化し、さらには子供を産ませることも可能なはずだと話す。今年7月と8月に生まれたばかりの8匹の子猫たちは今年暮れには動物園で人前に姿をあらわし、成長するとオーデュボン絶滅危惧種研究センターの小型山猫のコロニーへ入ることになっている。センターではきわめて絶滅が心配されている小型の山猫種や(スナドリ猫など)、ヒョウ、アンテロープ、カナダヅル など様々な野生動物の調査研究に努めている。
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 今回、世界のエコニュースは、
「World Environmental Policy News」から抜粋してお届けしています。


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