| 【2005年11月14日】
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【エリトリア発】薪を使わずに太陽光発電で調理

アフリカ東北部に位置する国エリトリアは、20世紀の間に国内の森林の95%を失った。干ばつ、人口増加、エチオピアからの独立戦争の際に敵兵の隠れ場所をなくすために森林を伐採したことなどが原因だ。わずかに残った木も、人々が食事を煮炊きするための薪として使ってしまう。限られた木材資源をこれ以上減らさないよう、太陽光発電を利用する新たな取り組みが始まった。太陽光発電の調理器を作ったのは現地に住む、6人の子供を持つ発明家の男性。エリトリア国内の学校では給食の調理に薪を使用しているが、太陽光発電の調理器があれば、薪を使わなくて済む。調理器は直径約2メートルのパラボラアンテナをアルミホイルで覆ったもので、太陽の方向に向けて使用する。現在はまだ実験段階だが、成功すれば同様の調理器の製造を増やす見込みだ。太陽光発電プロジェクトは既にオランダ大使館から財政支援を受けており、今後他の組織からも支援を得て、調理器を国内の学校や公共団体に提供する予定とのこと。
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【ノルウェー発】赤外線で航空機を除氷

航空機の機体や翼についた雪や氷を赤外線(Infra-red)で除去するインフラテック(InfraTek)という新技術が今年の冬オスロ空港で試験的に運用が開始された。順調に進めば既存の除氷システムをインフラテックに置き換えることになる。これまで航空機についた雪や氷はグリコール等の化学薬品を用いて除去してきたため、環境にダメージを与えるおそれがあった。今回の新技術では、フライト前に航空機はインフラテックの機械の下を通り、赤外線照射により除氷される。インフラテックは米国のラディアントエナジー社が開発したもので、既にニュージャージー州のニューアーク国際空港などで使用されており、ニューヨークのJFK空港でもインフラテックを設置した専用の格納庫を建設中だ。ヨーロッパでの使用は今回が初めてとなる。オスロ空港ではボーイング757型機のような大型の旅客機にもインフラテックで除氷をほどこすことが出来るようになる。
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【ドバイ発】ベッカムが別荘を購入した人工島、環境破壊が問題に

石油に代わる外貨収入源を必要とするドバイは、ペルシャ湾内に300の人工島を造成する巨大プロジェクトを開始している。しかし、プロジェクトによる環境破壊が懸念されている。人工島を造成するのはドバイ最大手の開発業者ナヒール社で、200億ドル(約2.2兆円)を投じて、ドバイ沖合いにヤシの木の形の大きな島3つを造成して巨大なホテルなどを建設し、大きな島の周りに世界地図の形に配置した300の島を作り、個人購入者向けに販売する計画だ。このプロジェクトにより、埋め立て用の砂を大量に海に投入したことで海流が変わり、透明だった海水が濁った上、海底を掘り返す作業でドバイ唯一のさんご礁も損傷。ウミガメの産卵場所も破壊された。しかも、充分に下調査を行わずに着工したおそれがあり、3つの島の中で最初に完成する予定の島が既に沈没し始めているという噂があるが、ナヒール社は噂を否定している。サッカー選手のベッカムも既にこの島に別荘を購入している。
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【ヴェトナム発】餌付け用鳥糞が鳥インフルエンザの温床に

鳥糞を魚の餌として使用している南ヴェトナム地域に対し、州メディアが「ホー・チ・ミン市民を鳥インフルエンザの危機にさらしている」と、その停止を訴えている。ホー・チ・ミン市の新聞では、ドン・ナイ地方の農家は1日あたり少なくとも100トンもの鳥糞をトリ・アン湖へ流しているとし、この湖水はドン・ナイ川を流れ、ホー・チ・ミン市へたどり着くことを懸念しており、「鳥インフルエンザが猛威を振るう時期に鳥糞をトリ・アン湖へ投棄することは極めて危険であり、今週中にもはじまる予定の魚の餌付けなどは絶対にやめさせるべきだ」と警告する。鳥糞はH5N1型鳥インフルエンザウィルスの主要な感染源のひとつであり、このウィルスは水中ではわずかに短命であるとはいえ、低温で湿度の高い環境においては1ヶ月ほど生きるとされる。ホー・チ・ミン市から約115キロほど北西にある地元住民の委員会の代表者は「魚への鳥糞の餌付けを停止するよう命令しているが、夜間に鳥糞を投与するような農家を取り締まることは難しい」と話す。ヴェトナムでは鳥インフルエンザは2003年12月に91人の感染が報告され、うち41名が死亡しており、研究者たちは鳥インフルエンザがヒトインフルエンザのように変異し、世界的伝染病となることを懸念している。
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【中国発】インフルエンザウィルスが冬に流行する理由
 極めて有害なH5N1型鳥インフルエンザウィルスは10月〜3月の寒気に繁栄するとされており、ヒトのインフルエンザウィルスがピークのシーズンと重なっている。これにより、ヒトやブタなどの混合媒体の中で鳥インフルエンザウィルスが混ざり合い、極めて致死・感染率の高い雑種が発生することを研究者たちは恐れている。では何故インフルエンザの流行時に鳥インフルエンザウィルスも重なるのかという問いに、昨年の「ネイチャー」誌が報告している。それによると、H5N1型ウィルスは2001年以来、季節周期に乗っ取って中国のあたりで(現在では欧州も含む)流行して、そのピークは平均気温20℃以下の10月〜3月であるということであった。しかしさらに低温な環境は、その延命率を高めることが分かっている。例えば、約22℃の水温で4日間しか生きない鳥インフルエンザウィルスが、0℃になると30日以上生きたという報告がある。冬季にインフルエンザウィルスが蔓延する理由として、以下のような仮説が立てられている。まず、冬は寒いために閉め切った部屋や乗り物などに、人が密集する環境がつくられがちであること、また祝祭や行事が多く、農家などでは多くの食材利用やペットとして飼う鳥=家禽(かきん)を飼育するようになること(中国)、さらに、冬季はウィルスに有害な紫外線が弱いために、より生き延びやすいといえるが、すべてはこれらの様々な要因が折り重なり、ストレスの強さなども相まって、冬のインフルエンザの流行を引き起こすと考えられている。
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今回、世界のエコニュースは、
「World Environmental Policy News」から抜粋してお届けしています。
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