| 【2006年06月12日】
■ 1 ■

【ポルトガル発】世界最大の太陽光発電所の建設開始

アメリカ大手エネルギー会社GEエナジー、パワーライトの2社と、ポルトガルの再生エネルギー会社Cataventoが協力し、世界最大の太陽光発電所の建設に着手した。発電所は太陽光モジュール5万2000個を使用し、リスボンから南東200キロの街セルパに建設する。7850万米ドル(88億円)の建設費がかかり、2007年1月に完成する予定だ。建設地は150エーカーの丘の中腹にある農地だが、発電所完成後も農地として利用する。発電所の所有者となるGEエナジー社が建設費の殆ど全額に当たる7500万米ドル(84億円)を出資する。日射量が多いポルトガルの環境は太陽光発電に適している。セルパの発電所建設により8000世帯に電力を供給し、二酸化炭素排出量3万トンが削減出来る。
▼詳しくは>>>
■ 2 ■

【アメリカ発】アメリカ企業、ようやく温暖化対策に向けて動き出す

これまで温暖化防止対策が甘かったアメリカの企業も、ハリケーンカトリーナや、原油高の影響を受け、ようやく温暖化対策に着手した。昨年ルイジアナ州を襲ったハリケーンカトリーナの被害を大きくした原因の一つに温暖化があるとされるが、大手保険会社AIGはカトリーナその他の自然災害により2005年だけで2200億円の保険金支払いが発生したことを受け、二酸化炭素削減プロジェクトに着手することを今年5月に発表した。またゼネラルエレクトリック社は二酸化炭素排出削減やエネルギー効率の良い製品の普及を進めるイニチアチブ、「エコマジネーション」を発表し、洗濯機からジェットエンジンまで2005年だけで1100億円のエコマジネーション製品の売上を記録した。フォード・モーターは「エコって意外と簡単だ」というテレビCMを流し、ハイブリッドスポーツカーEscapeを販売している。企業の取り組みが積極的になってきた今、二酸化炭素排出量削減の法制化を求める声も高い。
▼詳しくは>>>
■ 3 ■

【中国発】水質汚染と魚類の性決定について新説

汚染度のきわめて高い水中の酸素不足によって、魚類の間で性別のバランスが大きく崩れ、種の存続に危機をもたらす可能性のあることが香港城市大学の研究により明らかとなった。これは低酸素状態が生物の性決定に影響を与えることの示された初めての実験として「Environmental Science & Technology」誌に発表された。3年半に及んだ今回の実験では、1万匹の淡水魚(ゼブラフィッシュ)の胚(卵)を用意し、半数を酸素不足の水槽で、そして残りの半数を通常の酸素レベルの水槽にて孵化させた。結果として、通常の酸素レベルの水槽では、孵化した稚魚のオスの割合は61%だったのに対し、酸素不足の水槽ではそれが75%に達していたという。酸素不足状態においては、遺伝子が抑制されることがわかっており、その影響で、男性ホルモンを女性ホルモンに変化させるための酵素が減り、結果として男性ホルモンが蓄積する事で、魚がよりオスになりやすくなると考えられている。研究者は河川や海の汚染を招く人為的な汚染の問題を解決してゆく必要性を主張している。
▼詳しくは>>>
■ 4 ■

【アメリカ発】北極はかつて熱帯だった

日本とアメリカが始めた研究プロジェクト「統合国際深海掘削計画」の調査で、約5500万年前の北極周辺の海面温度は23度で亜熱帯気候だったが、約4500万年前には氷におおわれ始めたということが明らかになった。これは、北極海のロモノソフ海嶺と呼ばれる海底山脈を掘削し、地下430メートルまでの堆積物を採取して分析した結果、5500万年前、突如として原因不明の二酸化炭素の過剰放出が起こり、そのため温室効果が進んだことにより、北極周辺も亜熱帯気候になったと考えられている。研究チームによれば、大気中に現状の約4倍以上にあたる二酸化炭素が充満していたという。しかし、約4900万年前には亜熱帯の暖かさから気温が下がり、約4500万年前の地層には、氷が運んだと思われる石が見つかっており、現在のような極寒の状態になっていたと推定された。この結果は、これまで見つかっていた証拠より約3500万年もさかのぼる結果だった。研究チームは「氷は太陽光を海水より多く反射し、地球全体の気候に影響を与える。氷がない時代の様子を知ることは、温暖化の将来予測にも役立つ」と語っている。
▼詳しくは>>>
●上記のニュースは…
「Environmental News Network」から情報提供を受けて作成しています。
|