| 【2006年07月24日】
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【チリ発】首都サンチアゴ、大気汚染に悩まされる

工場での公害を出さない燃料への切り替えや、旧式のバスの廃棄などで、1990年代に一度は大気汚染に打ち勝ったチリの首都サンチアゴが、この数年再び大気汚染に悩まされている。鮭、林産物の輸出による経済成長を背景に、高速道路の建設が進み、乗用車の数が増えたことなどが原因だ。特にサンチアゴは周囲を山に囲まれた茶碗型の地形で空気の循環が悪く、冬になると肺炎や気管支炎の子供たちが病院に運び込まれる。肺の奥に沈着する危険な大気中浮遊粒子状物質(PM2.5)も国際安全基準をはるかに上回る量が観測されており、大気中の微粒子の量を10%減らせば2000年〜2020年の間で、サンチアゴだけで4000人の早期の死を予防出来るという。状況の改善のためには、人々がお金のかからない燃料の焚き火で煮炊きをするのをやめ、バスの排気ガスにより厳しい基準を設ける必要があるが、バスの運賃値上げなど国民のコスト負担につながることが障壁となり、実施は難しいとみられる。
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【アメリカ発】クリーニング用薬剤「PCE」段階的な廃止へ

EPA(アメリカ環境庁)は、アメリカ国内2万8000のクリーニング業者に対し、発がん性の恐れのあるクリーニング用の薬剤「ペルクロロエチレン(PCE)」の使用を段階的に制限すると発表した。PCEは独得の甘い香りを持つ物質で中枢神経に作用し、EPAの定める危険な大気汚染物質187種の一つに指定されている。今回の規制により、住居用の建物にクリーニング屋がある場合、旧式のクリーニング用の機械は買い替えの際にPCEを使用しない新型のものに取り替え、2020年までに完全にPCEの使用を中止することが義務付けられた。EPAは1993年に大気有害物質基準を定めて以来、PCE以外の溶剤の使用や、PCEを使用しない新型のクリーニング機械の採用により、1万5000トンのPCE排出を削減出来たとしている。
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【アメリカ発】今も進化を繰り返す、ガラパゴス島のフィンチ

ダーウィンが進化の概念を得るきっかけとなったガラパゴス島のフィンチが、実際にここ数年で進化している課程が調査され、アメリカのサイエンス誌に発表された。調査はダーウィンも研究した、中くらいのサイズのフィンチ「G. fortis」で、主食を取り合う大きなサイズのフィンチ「G. magnirostris」が現われてからというもの、たった20年余りの間にクチバシを小さくするよう変化しているという。調査チームは、このクチバシのサイズの変化は食物獲得のための競争に直面する種は、進化の道が開かれていることを示唆していると話している。このような進化形態は自然淘汰が次世代に変化をもたらすもので、一般に形質置換と呼ばれている。科学者にとって競争への反応として、動物の見かけの変化を記録するものは珍しい事だが、これは確かに小進化の例を記録したものといえるという。
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【アメリカ発】野生の蜂と共に消えてゆく花々

野生の蜂とそれの授粉する花々が、イギリスとオランダにおいて共に消えつつあることがサイエンス誌に報告された。蜂と花と、どちらが先に消え始めたのかについては不明だが、この傾向は農作物及び野生の植物に影響をもたらす可能性があるという。この調査に着手した科学者等は、イギリス全土の様々な土地における種の測量を調べ、蜂の種の多様性が1980年以来の80%に落ちていることを発見。彼らによると、イギリスにおいて多くの蜂の種は減少しているか、絶滅しつつあるという。また一方で、受粉にたよる野生の花々の種の数も70%まで減少している。研究者は「授粉する昆虫の種は元来少数派であり、数を減ら続ける悪循環に陥っている一方で、多数派であるその他の種は、数が多いことで益々増え始めているという。つまり、昆虫の世界においても、人間同様、富める者はさらに富み、貧しき者はさらに貧窮している現状がうかがえる」と話している。
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------------------------------------------------------------------------※略称解説
▼EPA[U.S. Environmental Protection Agency]:米国環境保護局>>>
●上記のニュースは…
「Environmental News Network」から情報提供を受けて作成しています。
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