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【2006年08月21日】

■ 1 ■

【スウェーデン発】抜け穴付きの底引き網でエビだけを捕獲

日本人も大好きなエビの漁獲量は、2004年に世界全体で347万トンにのぼった。あまり知られていないことだが、底引き網でエビ漁を行うと、網に一緒に小さな魚、サメ、カメなども入ってしまう。従来一緒に網にかかった魚類の大半が破棄されて死ぬ運命にあったが、国連のプロジェクトで小さな抜け穴を開けた網が開発され、破棄される魚が3割〜7割も減らせるようになった。網にかかった成長していない魚類が破棄されることは、乱獲に次ぐ世界的な漁業量減少の理由のひとつと見られている。開発された網では、エビが格子状になった金属の入り口を通過して奥の球状の網に入るようになっており、格子の目よりも大きい魚類は、奥の網に入ることなく、格子の横の出口用の穴から外に出られる。プロジェクトはメキシコやフィリピンなど熱帯気候の12カ国で実施された。アメリカではこのような新型の網を使用していない猟で捕れたエビの輸入を禁止している。
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■ 2 ■

【アメリカ発】都心の空き地を活用して魚を養殖

淡水魚のティラピアは数年前からアメリカでも人気で、昨年はアメリカ全体で3億ポンド(660億キロ)ものティラピアを消費したが、そのほとんどを中国や中南米からの養殖物の輸入に頼っている。ニューヨークのブルックリン大学では、キャンパスの空き地に巨大なファイバーグラス製のタンクを置き、その中で数千匹のティラピアを食用に養殖する実験を行っている。実験を行っている教授は、国内の空き地を利用して養殖を行うことが、野生種の乱獲を減らし、国内の雇用を促すひとつの方法だと考えている。しかし国内でティラピアを養殖することには経済的な課題が多い。タンクの管理に莫大なコストがかかる上、労働者1人当たりの1日賃金が170円程度の中国で養殖を行う方がはるかに安く済むのだ。こうした事情を踏まえ、価格が高くても人々が購入するオーガニック市場にターゲットを絞ってティラピアを出荷する方法も検討されている。
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■ 3 ■

【中国発】高温と干ばつにより電力網が損傷

気温の急上昇と過去50年で最悪となる干ばつにより、中国南西の電子網が疲弊し、東部の少なくとも1つの都市で停電を引き起こしているという。暑い季節に電力消費の激しいエアコンが使用されるようになると、近年では発電機に支障をきたすようになりつつあったが、発電機の容量の拡大化がそのような問題を帳消しにしたかと思われていた。しかしながら、中国・浙江省の省都・ 杭州(ハンチョウ)では年初めの25%の電力消費の急上昇により、主要な送電線の破壊を防ぐために送電を停止した。これに対し、周辺地域ではそれぞれ自身の電力供給に手一杯であり、とても杭州まで手が回らない状況だという。南西の都市では7月以来40度を越える日がつづいているが、これは長期的平均気温よりもはるかに高い。しかしながら、中国計量管理局はこれらの都市に対し、秋の初めごろには通常より涼しくなるとの予報を出している。
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■ 4 ■

【中国発】汚染と乱獲により死にゆく東シナ海

中国環境当局が、東シナ海が汚染と乱獲により崩壊に向かっていると発表したことが、州新聞に掲載された。それによると、中国、韓国、そして日本に取り囲まれた、中国で主要な漁場である東シナ海の81%が汚染の度合でカテゴリー4(最悪は5)に査定されたという。汚染の原因は石油化学系廃棄物と重金属が主であり、一方で漁獲も2001年に130万トンだったものが、2005には98万トンに減少している。これに伴い、水産業に携わる人口も4万人ほど減少したとのこと。これを受け、新聞の中で関係者は「漁獲が減少していると共に、まだ成体になりきらない個体の漁獲の割合が上がりつつある。魚そのものを捕りつくすことで多くの漁師はその職を追われることになるだろう」とコメントしている。
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●上記のニュースは…
Environmental News Network」から情報提供を受けて作成しています。


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