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【2006年10月02日】

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【イギリス発】世界遺産、保全のためガイドブックから姿を消す

イギリスのシンクタンクThe Centre for Future Studies(CFS)が世界各国の科学者、政府、ツーリズム団体や環境団体からのエビデンスを元に、世界遺産に関する調査を行った。その調査結果によると、オーストラリアのグレート・バリア・リーフやギリシャのアテネ、ネパールのカトマンズの谷など、人気の世界遺産10箇所が2020年までに恒久的に閉鎖、または観光者数に上限を設ける可能性があるという。原因は、世界遺産の多くが、温暖化による洪水、嵐、干ばつ、気温の急激な変化といった気候変動の影響に加え、多くの観光客が足を踏み入れることで状態が悪化していることだ。反面、オーストラリアのグレートバリアリーフが年間20億ポンド(4000億円)の観光収入を地域にもたらしているように、地域経済が観光収入に大きく依存している国もあり、環境保全と商業的利益のどちらを優先するかで葛藤が見られる。
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■ 2 ■

【アメリカ発】将来は戦争もクリーン燃料で?

大手自動車メーカーのGM(ゼネラルモーターズ)と米陸軍は、水素燃料電池車の試験運用を開始する。使用するのはGMのSUV(多目的スポーツ車)シボレー・エクイノックス(Chevrolet Equinox)をベースにした燃料電池車で、軍は将来的に戦場での使用を想定している。GMは現在米軍の非戦闘用車両の5割以上を生産している。水素燃料は水素と酸素が原料で、排出されるのは水だけで環境に優しく、一般的なエンジンと比べて発生する音や熱も少ない。現状では米国内に圧縮水素を補給する水素ステーションのインフラがまだ整っていないものの、自動車メーカー各社が水素燃料電池車の製造に取り組んでいる。ブッシュ大統領は2003年の一般教書演説で、燃料電池の技術開発を促進するため、5年間で12億ドル(約1400億円)を支出すると表明した。
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■ 3 ■

【アメリカ発】地球100万年の歴史上、最も地球が暖まっている?

地球がここ100万年間における最高気温に近づきつつあり、特にエルニーニョ現象が発生する太平洋の一部の海域では、その可能性が高いことを気候科学者らが発表した。NASAのジェームス・ハンセン氏らによると、過去30年間の地球表面の温度は、10年ごとに0.2℃上昇するという急激な温暖化が進んでおり、現在、地球の温度は、過去100万年間の最高気温レベルの1℃以内にまで近づいているという。エルニーニョ現象や熱帯性暴風雨の原因は未だ解明されていないが、多くの要因の中でも、わたしたち人間の活動による二酸化炭素などの温室効果ガスの排出による地球温暖化が西太平洋の海面水温に影響を与えている可能性が高いという。「温室効果ガスの増加率が遅くなれば、スーパー・エルニーニョや最もひどい熱帯性暴風雨の発生確立が下がるはずだ」とハンセン氏らは報告している。なお、米国海洋大気圏局では、9月に熱帯太平洋で弱いエルニーニョ傾向があり、冬までにその傾向がさらに強まると予測している。
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■ 4 ■

【カナダ発】北半球の原生林の働きは、年間2億5000万ドルに相当

ロシア・カナダ等北半球の原生林は、水質浄化や温室効果ガスの吸収、動植物の生息地保護、観光客の集客など、年間に2億5000万ドル程度の価値に相当する働きをしていると、カナダの環境経済学者が発表。さらに、各国政府に対しても、このような自然の働きを資産として認め、バランスシート(資産や負債等を示した財政状況報告書)に反映させるべきだと主張している。カナダの森林だけでも、年間で8300万ドル、1ヘクタールにつき143.4ドルの価値に匹敵する働きをしていると予想される。また、カナダの原生林・泥炭湿地帯は6700億トンの炭素を蓄えており、これは2000年に全人類が輩出した炭素量8倍に相当するとのこと。このような自然資産の価値付けは、マングローブ林やさんご礁等に対しても試みられており、価値付けすることが自然資産の保護にも繋がるのではないかとも指摘されている。
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■ 5 ■

【フランス発】異常乾燥、フランス国土の3分の2で水使用の制限続く

フランスのエコロジー・持続可能な開発大臣“オラン氏”は先月、乾燥委員会の議長を務め、現況をまとめた。それによると渇水が始まってから、合計65県が取水制限のための命令を発しているとのこと。現在、水の流量は最近の異常な降雨の恩恵を受けているものの、国土の3分の2は、この季節には一般的な少な目の降雨の影響を受け、過去12カ月間の降水量は、結果として平均を下回っている。
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●上記のニュースは…
(財)環境情報普及センター」 及び 「Environmental News Network」から
情報提供を受けて作成しています。


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