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【2006年10月31日】

■ 1 ■

【アメリカ発】環境汚染は健康状態を悪化させる

環境保護研究機関のブラックスミス研究所(本部:ニューヨーク)は、世界で最も環境汚染が深刻な地域10箇所を発表した。この10箇所では、1000万人を超える人々が肺炎やガンに侵されたり、平均寿命が短くなる可能性がある。10箇所のうち、3つはロシアの町だった。20年前に原発事故のあったウクライナのチェルノブイリでは、現在も550万人の住民が、地下水や地面に溶け込んだ放射性物質の脅威にさらされている。また、石炭の生産が盛んな中国・山西省の臨汾では大気汚染で、人々が気管支炎、肺炎、肺がんに苦しんでいる。冷戦時代に化学兵器の生産地だったロシアのジェルジンスクでは、人々の寿命は先進国のわずか半分、男性で42歳、女性で47歳しかない。これら地域の環境汚染の原因としては、工業化が進んだ時期に鉛や石炭の鉱山に対する規制が整っていなかったことや、核兵器工場や原子力発電所の管理が出来ていなかったことなどが考えられるということだ。
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■ 2 ■

【ブラジル発】バイオ燃料バスが町を走る

輸入石油への依存を減らすため、ブラジル最大の都市サンパウロでは、バイオ燃料3割、アルコール1割、ディーゼル燃料6割の混合燃料のバス1900台の運行を開始した。これにより、サンパウロを走行するバスの4分の1がバイオ燃料を使用することになる。この混合燃料は、バス会社が設立した代替燃料の研究開発組織B100と国立石油会社ペトロブラスが共同開発したもので、既に特許も取得した。ブラジルではサトウキビを利用したバイオ燃料の生産が盛んで、国内の燃料使用量の17%をエタノールが占める。ブラジル政府は2008年に、通常のディーゼル燃料に2%のバイオディーゼルを混合することを義務付け、2013年にはトラックの燃料に5%のバイオディーゼルを混合することを義務付ける予定だ。
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■ 3 ■

【中国発】人類生活の需要が地球の供給量を超える

私たち人類は、これまでにない速いペースで資源を利用しており、このままいくと2050年までに地球2つ分に相当する資源が毎年必要になるとWWF(世界自然保護基金)が発表した。WWFは隔年発表する報告の中で、1970年〜2003年までに生物種の個体数が3割ほど減り、その原因は汚染、森林開墾、乱獲など主に人類の脅威によるものだとしている。同報告では、資源の需要と、地球が1年間に資源を供給・再生する能力を比較しているが、2003年は需要が地球の能力を25%超え、前回の2001年より4%多くなっていた。需要増加のペースは速く、1960年に3億人だった世界人口が2003年には6.5億人となり、その間に資源需要は3倍以上に増えている。国連では、2050年までに世界人口が9億人になると予測し、そのときまでに枯渇していなければ、地球2つ分の天然資源を利用するようになるだろうとWWFが報告した。世界の5分の1の人口をもつ中国では、今後5年間でエネルギー消費を20%削減させると誓約し、WWFは評価。また、一人ひとりがライフスタイルを変えなければならなくなるという。
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■ 4 ■

【アメリカ発】分解されるプラスチックを開発

ニューヨーク州立大学の科学者らは、プラスチックを強化するため、プラスチックにウッドファイバーを加える方法を開発している。この方法は、樹木やヤナギの低木など木材から、最低25%、多いもので50%含まれるセルロースのナノ微粒子を抽出することに焦点を当てる。将来、このセルロースのナノ微粒子を利用することで、強く軽量、かつゴミ処理場において90日未満で分解されるプラスチックが作られるようになる。この開発では、これまで実験室で一般的だった5グラムという1回の処理単位を大幅に増やし500グラムまで処理できるリアクターを用いている。1メートルの10億分の1の大きさというナノ微粒子は、セルロースの精製、次に酪農でも行われる均一化処理の後、高圧のもとで小さな粒子に砕かれできるもの。その粘り気のある白い液体は、マイクロ・コンパウンダー(混練機)でプラスチックと混ぜ合わされる。現在は、微粒子の表面を磨き、プラスチックに、より粘着、分散されるよう開発が行われている。次の段階は、この方法を商業規模に拡大することだという。
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■ 5 ■

【アメリカ発】世界規模で異常気象の増加

温暖化が原因で、地球規模で異常気象が増加している現在。特に、米国北部、地中海地域、ブラジルで今後異常気象が増加していくことが分かった。研究によると、これら地域では来世紀まで激しい干ばつ・豪雨・長期熱波が継続的に発生する見込みである。また、西太平洋地域では長期的乾季と豪雨の繰り返しという異常気象も推測される。これらの変化により、熱波や熱帯夜といった危険性のある天候の増加が予想される一方で、氷点下となる日数の減少により、植物の成長に適した季節が長期化するというポジティブな面も指摘されている。どちらにせよ、異常気象の増加は、何世紀にも渡り続いてきた地球環境に大幅な変化をもたらし、人類を含む様々な生物に多大な影響を与えるのではないかと予想されている。
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●上記のニュースは…
Environmental News Network」から情報提供を受けて作成しています。


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