東京•丸ノ内で12日、「世界フェアトレード•デー2007」が開催された。フェアトレードは1960年代のヨーロッパから広まったといわれ、日本に入ってきたのは1980年代後半。現在、そのまとめ役である国際フェアトレード連盟(IFAT)は、世界60カ国、約300ものフェアトレード組織•団体が加盟するまでに成長した。そのIFATに加盟する人々が2003年、フェアトレードを普及させるために始めたのが、この「世界フェアトレードデー」だ。
今年のテーマは「未来をつくるフェアトレード:Kids Need Fair Trade」。世界各国には、労力や技術に見合わない安い価格でのアンフェアなトレードによって、いくら働いても、まともな食事もできない人々がたくさんいる。そして、その被害は子供たちにも及んでいる。厳しい家庭事情を抱え、小さい頃から朝から晩まで働き続ける子供たちは、教育を受けることができない。児童労働に従事している子供は、約2億1800万人(2006年現在)いるという。その解決策のひとつとして、フェアトレードのプロジェクトによって、まず大人がきちんとした労働条件で、働くことができるようにするということ。そうすることによって、親がきちんとお金を稼ぎ、子供を労働から解放することができるという。
この日行われたシンポジウムでは、フィリピンの児童労働の実状を高校生が報告したり、インドのフェアトレード製品生産者が現地での活動を話した。その他に、フェアトレードで扱っている服飾をファッションショーで披露したり、シンガーのSAKURAがミニライブをするなど、多様な方面から来場者へアピールをした。
まだまだ認知度が低い日本でフェアトレードが普及するには課題がたくさんある。手作りであるがゆえに起こる品質のかたよりや、フェアトレードを導入するための資金不足など…。こういったイベントを通して、世間にフェアトレードを知ってもらうことが、今一番大切なことなのだ。

- 世界フェアトレードデー2007
http://www.wftday.org/japanese/
取材:町田 佳子

