エコニュース

07/6/18

エネルギーも地産地消に! 神奈川県発 新バイオ技術発表

かながわサイエンスパーク

かながわサイエンスパーク

14日、かながわサイエンスパーク(通称KSP)で「バイオエタノール~日本で動き始めた自動車用バイオ燃料と最新研究動向」というフォーラムディスカッションが開催された。参加したのは、研究者、研究管理者、化学ファンなど合計190名。石油価格の高騰による代替燃料としての可能性や、CO2排出削減目標達成の切り札として注目されるバイオエタノールの可能性と問題点について語り合った昨年12月に行われたフォーラムの第2弾だ。前半は、国内でも供給され始めた自動車用バイオ燃料の現状と今後の課題を新日本石油株式会社 研究開発本部 斎藤健一郎さんが講演。バイオ燃料の供給の安定性や製造時に発生するCO2削減課題、次世代自動車の燃料のイニシアチブを発表した。後半は、研究開発の現場からKASTエコ固体酸触媒プロジェクトのリーダーであり東京工業大学教授の原 亨和さんが「砂糖からつくるエコ触媒・セルロースから糖をつくる」と題し、触媒を利用したバイオエタノールの製造方法の研究発表を行い、さらに日揮株式会社から種田大介さんが「濃硫酸法バイオマスエタノール製造プロセス」と題し、建築廃材やトウモロコシの茎や葉、米を採取した後の稲から作るバイオマスエタノールの製造方法の研究発表を行った。今回、フォーラムディスカッションを主催したKAST(財団法人 神奈川科学技術アカデミー)は、科学技術の成果を産業振興に活かし、地域経済の活性化と生活の質の向上に貢献することを目指している。今回明らかになった革新的なバイオ燃料製造方法が実用化されれば、神奈川県から生まれた技術が世界を変えることになるのかもしれない。

(取材:長瀬 みのり