エコニュース

07/10/29

子供たちとともに考える地球 シャープ環境教育授業

CO2実験の説明をする気象キャスター藤森涼子さん

CO2実験の説明をする気象キャスター藤森涼子さん

10月11日、板橋区立中根橋小学校でシャープ株式会社による環境授業が開かれた。この活動は同社がNPO法人気象キャスターネットワークと連携して2006年から行っているものだ。地球温暖化問題やリサイクルの現状を、気象キャスターら講師がクイズなどを交えつつわかりやすく楽しく紹介する。

当日の授業は二時限を使い、対象は4年生。1時間目は地球温暖化、リサイクルについての授業である。気象キャスターの藤森涼子さんがなぜ温暖化現象に興味を持ったかをはじめに話してくれた。

「私の仕事は天気予報。最近、天気のことを調べていると、前よりもおかしいなと思うことが多くなってきました。その原因が地球温暖化かなと考えるようになったんです」
この夏、最高気温の記録を更新したこと、勢力の強い台風がやってきたこと、また日本での竜巻や洪水の被害など、スライドで説明していく。アメリカで発生したハリケーン・カトリーナの大きさが日本列島と同じくらい、と知ると子どもたちはいっせいにぎょっとしていた。また、温暖化の影響で消滅の危機にある島、ツバルの映像を見る。日本でも他人事ではない、海面が1メートルあがれば400万人が家を失うかも、この小学校も海に沈んでしまうかもしれないんだよ、との話に「そんなのいやだ」「困る」の声があがる。

後半はシャープ環境安全本部の林浩三さんによるリサイクルの授業。みんなが地球を治すお医者さんになるつもりでリユース、リデュース、リサイクルをすすめていこうと話す。また、シャープのリサイクル工場の様子をビデオで解説。ふだんみることができない詳しいリサイクルの様子に子どもたちの視線はくぎ付け。
二時限目は実験の時間。実際に二酸化炭素が多いとどのくらい気温が上がるのか、その変化を追う実験と、リサイクル工場でも使われている分別装置の原理を知る実験が行われた。

驚いたことに、講師が子供たちにこれはどういう行為?と質問すると、それはリユース、こっちはリデュースとすぐに答えられる。感覚の柔軟性が大人とは雲泥の差である。「ゴミの分別などみんなができることをやってほしい。それと、新しいリサイクルの技術なども勉強していってほしいです」と林さん。この子どもたちが次の時代の環境を担っていく大事な存在なのだなとつくづく思わされた。このような環境教育の場が世界の未来を救うきっかけになるのかもしれない。

シャープのリサイクル工程を模型で実験

シャープのリサイクル工程を模型で実験

(取材:鞍作 トリ

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