2月15日、WWF(世界自然保護基金)とソニー株式会社の主催によるクライメート・セイバーズ東京サミット2008が東京都港区のソニー本社で開催された。
クライメート・セイバーズ・プログラムは、WWFと企業がパートナーシップを結び、温室効果ガスの排出量を絶対量で削減する目標を掲げ実施するプログラム。今回の東京サミットではプログラム参加企業のうち12社が「東京宣言」と題し、産業革命以前と比較して平均気温上昇を2℃未満におさえること、2050年までに温室効果ガス排出量を50%以上削減することなどを目標に野心的に取り組むことを表明した。
イントロダクションでは、佐川急便、ジョンソン・エンド・ジョンソン、ノボ・ノルディスクが、生産効率の向上、森林保護、再生可能エネルギーの積極的な利用などそれぞれの成功事例や課題、今後の目標を発表。その後の基調講演で、WWFインターナショナル事務局長のジム・リープ氏とソニー株式会社会長兼CEOのハワード・ストリンガー氏が、「将来の危機に向け行動する時は今しかない。そのためにも業界、業種を超えた連携が必要だ」と述べた。
最後に行われたパネルディスカッションでは、環境ジャーナリストの枝廣淳子氏を司会にUNEP FI(国連環境計画 金融イニシアチブ)の特別顧問・末吉竹二郎氏や参加企業の担当者が参加。クライメート・セイバーズ・プログラムに参加する意義と今後を見据えて取るべき各企業の行動などについて意見を交換した。
スタートして8年。年々参加企業も増え、2008年2月現在、業界をリードする企業15社が名を連ねるクライメート・セイバーズ・プログラム。高い目標を掲げ実行するなか、既にそれをクリアする企業も出てきた。次なるステップが課せられる今、参加企業に求められるのは本業を中心とした自社での目標達成のみならず、これまでにないパートナーとの連携で発揮される牽引力にあるといえるだろう。
クライメート・セイバーズ東京宣言の内容
・ビジネス・パートナーとの連携を通じて、排出量削減活動の範囲をより広げていくよう努めます。
・消費者や顧客に向けて低炭素型のライフスタイルを普及啓発していきます。
・自社のカーボン・フットプリント(二酸化炭素排出量)および排出量削減活動に関する透明性を高めます。
・業界の「大使」として、実証された成功事例を他社に広め、かつWWFクライメート・セイバーズ・プログラムを他の産業部門や地域に拡大していきます。
東京宣言参加企業(アルファベット順)
アリアンツ・グループ
キャタリスト
ザ・コリンズ・カンパニー
ヒューレット・パッカード・カンパニー
ナイキ・インク
ノボ ノルディスク
ノキア コーポレーション
佐川急便株式会社
ソニー株式会社
スピッツベルゲン・トラベル
テトラパック
ザンテラ・パークス・アンド・リゾート
取材:中島まゆみ
(取材:中島 まゆみ )

