米国の政府研究機関のAMESとアイオワ州立大学の研究チームは12日、古くからあるgasification(ガス化)という技術がバイオ燃料の製造に新時代をもたらす可能性があると発表した。穀物価格高騰の原因だとも批判されるバイオエタノールだが、この技術を使えばトウモロコシ畑などから出る茎や葉などの廃棄物、雑草、木材パルプ、家畜の糞尿、ゴミ、エタノール製造の廃棄物からでさえも、エタノールを生み出せるという。
このガス化技術は、現在のエタノール生産に使われている発酵技術にくらべ、様々な環境において使えるため、応用の幅が広い。これまでもガス化技術によって炭素を含む資源から合成ガスを生産することは可能だったが、合成ガスをエタノールにする際に不必要な成分が多く生まれ、実用化には至っていなかった。
今回、AMESとアイオワ大学の研究チームが、ナノスケールの触媒を開発。この技術の実用化に成功した。その結果、これまでエタノール生産に向かなかった様々な物質からの生産が可能になると研究チームのディレクタービクター・リン氏は語る。この技術が新しいエネルギーを生み、穀物価格の高騰で食料を奪われる可能性を持つ人々を助ける日が来るかも知れない。
- Ames Laboratory
http://www.external.ameslab.gov

