先行するカリフォルニアでは、こうした景観はもうじきなくなる!?
9月8日~10日にかけて、カリフォルニア州都サクラメントで、第5回カリフォルニア気候変動会議が開かれた。様々な講演や研究発表なかで特に話題になったのが“Global Cooling: Increasing World-wide Urban Albedos to Offset CO2”というハシェム・アクバリ氏の発表だ。
アクバリ氏によれば、世界の都市部の面積において、屋根の占める比率は25%。たとえば、この屋根の部分を白く塗るなどして光の反射性を高めると、24ギガトンのCO2の排出を抑制することにつながる。そして同様に、35%を占める道路をアスファルトではなくコンクリートなどを代えると20ギガトンの抑制になるという。この二つの取り組みを同時に行うことで44ギガトンのCO2は抑制できる。これは2025年の世界全体の排出予想の37メガトンを大きく上回り、10年間で世界全体で増加するCO2をオフセットするだけの取り組みになるという。
公共事業が減り、元気を失いつつある国内の建設業界だが、持続可能、かつ、低炭素な取り組みを学ぶことで、新たな成長の芽を見いだせるのかもしれない。
- Global Cooling: Increasing World-wide Urban Albedos to Offset CO2
http://www.climatechange.ca.gov/events/2008_conference/presentations/2008-09-09/Hashem_Akbari.pdf
上岡 裕(Writer)

