エコニュース

08/9/18

世界初、日本郵船が太陽光エネルギーで推進する船の開発をスタート

太陽光発電を積んだ船舶の就航イメージ 完成が楽しみだ!

太陽光発電を積んだ船舶の就航イメージ 完成が楽しみだ!

海運業界大手の日本郵船株式会社は、新日本石油株式会社と共同で、太陽光エネルギーを推進動力用の電力の一部として活用する大型船舶の開発をスタートさせた。これまで、船員の生活電力として太陽光エネルギーが利用されることはあったが、推進動力への導入は世界初の試みだという。太陽光パネル328枚、総発電量40kwの太陽光発電装置を船内の電力系統に連系させ、海上での太陽光パネルの耐久性実験やCO2削減効果の実証実験を行っていく。今後は、船全体の電力に占める太陽光エネルギーの比率を上げていき、数年後の事業化を見込んでいる。

現在開発中の船舶は、12月に完成予定の自動車運搬船。自動車のライフサイクルにおける環境負荷の低減をめざすトヨタ自動車株式会社が、荷主としてこの実験に協力する。

今回の取り組みは、2008年4月にスタートした日本郵船の「環境特命プロジェクト―NYK Cool Earth Project」の施策の一つ。同社は2013年までに、輸送トンマイルあたりのCO2 排出量を、2006年度比で最低10%削減することを目標としている。目標達成のため、今後6年間で環境技術開発などに700億円を投じていく。

(取材:加藤聡)