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08/10/20

カテゴリ:ライフスタイル

食品ロスと貧困を考える 日本初のフードバンクシンポジウム開催

セカンドハーベストジャパン理事長チャールズ・マクジルトン氏

セカンドハーベストジャパン理事長チャールズ・マクジルトン氏

1日6000トン。この数字が何を表しているかわかるだろうか。正解は、東京で1日に捨てられている食料品の重量だ。全国では1日に3万3000トンが捨てられているという。このもったいない現実を変える“フードバンク”という活動が広がりつつある。世界食料デーの10月16日、日本に仕組みを広めた立役者「セカンドハーベストジャパン」の主催で、日本で初めてのフードバンクシンポジウムが開催された。

フードバンクとは、まだ十分食べられるにもかかわらず、ラベルの汚れや容器包装の小さな破損などを理由に市場性がなくなった食品を企業から回収し、母子家庭や高齢者、児童養護施設などの生活困窮者に無償配布する仕組みをいう。

2000年から活動をスタートさせたセカンドハーベストジャパンでは、現在、400社を超える企業・個人から提供を受け、関東圏を中心に全国約400の施設・個人へ配布している。今年度は約800トンの食料品が配られる見込みという。米国では既に200以上の団体が活動し、日本でもここ2~3年で急速に全国に広がりつつある。

OECD(経済開発協力機構)の報告によれば、貧困線以下の生活をしている人は日本国内に約2000万人いるという。食品ロス削減と社会福祉支援を同時に解決する鍵をにぎるフードバンクの活動に、今後ますます注目が集まりそうだ。

中島 まゆみ(Writer)

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