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08/12/07

カテゴリ:環境と経済

マイクロプレミアムカーの先駆け、スマートが環境性能をアップ

クーペとハンス・テンペル社長

クーペとハンス・テンペル社長

車が売れない時代にあって、にわかに活気づいているセグメントがある。それは“マイクロプレミアムカー”と呼ばれるセグメントだ。1リットル前後のエンジンを搭載した小型車でありながら、最新技術を凝縮するとともに、質感の高さも確保した車を指す。トヨタiQ、ルノートゥインゴ、フィアット500などがこのセグメントの代表車種だ。

先駆けと言えるのが、誕生から10周年を迎える「スマート」である。「都市におけるクルマ1台の乗車人数は平均1.2人」というヨーロッでの調査に基づいて2人乗りとし、ボディの長さを日本の軽自動車以下に切り詰めた。その潔いコンセプトが受け入れられ、これまでに全世界で100万台以上を販売してきた実績を持つ。

12月2日、そのスマートに新たな装備を追加した「スマート フォーツー mhd」が発売された。車名の後ろにつくmhdとは、スタート/ストップ機能(アイドリングストップ機能)のことで、マイクロ・ハイブリッド・ドライブの頭文字に由来する。車速が8km/h以下になると自動的にエンジンが停止し、再加速や発信のためにブレーキペダルから足を離すと、瞬時にエンジンが始動するものだ。この機能により、従来モデル比て約24%燃費が向上(23.0km/L)し、CO2の排出量も低減できたという。

記者会見の席でメルセデス・ベンツ日本株式会社のハンス・テンペル社長は、「このセグメントのリーダーであるスマートがmhdを搭載したことは刺激材料になる。競争力もさらに高まるだろう」と語った。

ちなみに輸入車では初めて、「アイドリングストップ自動車購入補助金制度」補助対象モデル(補助金上限額は35,000円)になった。とはいえ、クーペが184万円(税込み)で、屋根がフルオープンになるカブリオが213万円と、価格もプレミアム級。乗れる人が選ばれるのが残念だ。もっともメルセデス・ベンツ日本では、「ただ小型車に乗りたい」と考える人はターゲットにしていない。安全性や快適性を求め、さらに環境への優しさも求める“プレミアムユーザー”を想定しているようである。

(取材・写真:岩間敏彦

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