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08/12/13

カテゴリ:環境と経済

カーシェアリング事業に三井物産が参入

三井のリパーク代官山フォレスト(写真提供:三井不動産販売株式会社)

三井のリパーク代官山フォレスト(写真提供:三井不動産販売株式会社)

あらかじめ登録した会員だけが共同で自動車を利用できる新たな利用形態、カーシェアリングに、三井物産株式会社が参入することになった。12月初旬には、100%出資の子会社、カーシェアリング・ジャパン株式会社(以下CSJ)を設立している。三井物産ではCSJを設立した背景として、「自動車の利用形態のニーズが所有から利用へと変化するトレンドが見られる」ことを掲げている。また、「カーシェアリングは、既に欧米では地域に根付いた次世代のモビリティー(移動)サービスとなっており、今後、日本でも急速な普及が見込まれる」と語る。

CSJでは、2009年1月より会員募集、並びに東京都内でのサービスを開始し、順次、事業規模を拡大していく予定だ。また、「ハイブリッドーカーや低燃費車を使用することで、環境にも配慮した事業を展開して行く」と表明している。

CSJでは、新たに展開するカーシェアリング・サービスに「careco(カレコ)」と名付けた。さらに「三井のリパーク」の名称で駐車場事業を展開している三井不動産販売株式会社と提携し、「三井のリパーク代官山フォレスト」に、カーシェアリング用自動車の駐車スペースを設けることを決めた。同駐車場は 従前の木々を残すなど、環境や景観に配慮した駐車場として今年8月にオープンしたもので、この駐車場スペースをcarecoが借り、専用の駐車スペースにオリジナルのレイアウトと看板を設けるものだ。「三井のリパーク代官山フォレスト」でのcarecoのサービス提供は、来年1月22日より開始される予定だ。また、三井不動産販売では、今後もCSJが展開するサービスエリアで、駐車場の提供を検討しているという。

ちなみに日本国内でのカーシェアリングの歴史は、1998年に愛知県豊田市や神奈川県横浜市・海老名市などで実証実験が行われたのが始まりだ。以降、事業者も参加するようになった。しかし、交通エコロジー・モビリティ財団による今年1月の調査では、車両ステーション数298カ所、車両台数510台、会員数3,245人と、まだ少数派なのが実情だ。一方で、車両ステーション数、車両台数とも1年前の2倍以上、会員数は3割増えたという実績もある。カーシェアリングへの注目が集まりつつあるいま、新たな事業者が参入することにより、普及に拍車がかかることを期待したい。

(文:岩間敏彦

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