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地球温暖化・気候変動農・食・オーガニック

「肉食は気候変動に悪影響」欧州連合の公聴会でポール・マッカートニー氏が訴え


アマゾンの森林が伐り開かれ放牧される *写真はイメージです

元ビートルズのポール・マッカートニー氏はこのほど、コペンハーゲンで開かれたCOP15に先立って行われた、欧州連合の環境問題に関する公聴会"地球温暖化と食糧政策:Less Meat = Less Heat"で、温暖化対策として、肉食を減らすべきだと訴えた。

「ミートフリー・マンデー」キャンペーンの提唱者であるマッカートニー氏は、1週間に1日だけ肉食をやめるだけで、誰もが温暖化防止に一役買うことが出来ると主張。食肉生産は温室効果ガスの排出だけでなく、森林破壊や増え続ける水消費量、水質汚染などにも影響しているという。

国連の統計によると、食肉生産が原因の温室効果ガス排出量は排出量全体の18%に及び、これは輸送機関が排出する量の倍以上になる。今後、後進国の収入レベルが上がり、食肉消費量が増加するにつれ、食肉生産に起因する排出量は増える見込みだ。

公聴会の他のスピーカーによると、食肉生産の最大の問題は、1キログラムの肉を生産するのに8キログラムもの穀物が必要なことだという。気候変動に関する政府間パネルのラジェンドラ・パチャウリ議長も「週に1〜2日食肉を減らせば、かならず効果が出るだろう」とマッカートニー氏を支持した。

一方、欧州農業組織委員会代表のWalshe氏は、EUでの食肉生産は持続可能な牧草地で行われており、問題なのは主にブラジルからの輸入食肉生産で、アマゾンの熱帯雨林を切り倒して行われている、と主張した。輸入制限処置などで、EU諸国内での食肉生産を保護する方が、ベジタリアン・キャンペーンをするより効果的だと反撃した。

「地球の肺」と呼ばれるアマゾンの熱帯雨林を伐り倒してまで行われる食肉生産の先に、私たちの未来はあるのだろうか。

文:温野 まき 翻訳サポート:中野 よしえ

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