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生物多様性・生態系

身近な鳥が消えている! 鳥類減少から見る生物多様性の危機


アホウドリは何を見つめるのか?彼らの仲間の多くは絶滅の危機にある。

世界的な環境保護団体「バードライフ・インターナショナル」が、地球環境の悪化で世界中の鳥類が減少していると発表。ブエノスアイレスで開催した世界会議のために制作した「世界の鳥類白書(State of the World's Birds)」のホームページ(birdlife.org/sowb)で、私たちに身近な鳥の個体数減少が世界中でみられることを明らかにした。たとえば、ヨーロッパではコキジバトの数は25年で62%減少し、オーストラリアではツル、サギなどの水辺の鳥が81%も減少。30年前、アジアに何千万羽もいたベンガルハゲワシは、現在は絶滅危惧種となっている。

鳥類だけでなく私たちとともに地球に生きる様々な生命を守るために、2002年に行われた生物多様性条約締約国会議において「2010年目標」が採択された。だが、「2010年までに生物多様性の損失速度を顕著に減少させる」という目標の達成は、ほぼ不可能だろうと見られている。たとえば、アフリカの生物多様性の9割を保護するための保護地ネットワークの維持にかかる費用は、年間10億米ドル(1,050億円)。国家予算にくらべればわずかな費用負担なのだが、それを各国が渋る姿勢がみられると言うのだ。

バードライフCEOランズ氏は鳥類を見れば人類を含む世界の生物多様性がいかに厳しい状況にあるかがわかると訴えるのだが・・・。

文:上岡 裕 翻訳サポート:家永 智子

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