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交通・まちづくり

【埼玉発】エコの試みがぎっしりの越谷レイクタウン その2 商業施設として一歩行くエコ

イオンレイクタウンは「国内最大級」というその大きさだけでなく、先進的な「エコSC」としての積極的な試みを随所にこらしてある。

まず、SCで使われるエネルギーについては、4千m2の大きさのソーラーパネルにより、一般家庭約80世帯分の年間電力使用量に当たる約41万キロワット時の太陽光発電を行っている。さらに、国内初となる「ハイブリッドガスエコシステム」を含むコージェネシステムを導入。ちなみにこのコージェネシステムを使うのは冷房のみ。暖房は人間から発せられる熱、照明の熱、太陽光などにより十分にまかなえるという。
さらに、壁面緑化やLED照明、空調の電子制御などさまざまな省エネ技術の導入によって、省エネ技術を導入しない場合の年間想定CO2排出量の約2割に当たる約9千トンの削減を目指すという。

このような取組が評価され、「イオンレイクタウンMORI」は国土交通省所管の建築環境・省エネルギー機構による格付け「CASBEE」*で最上位の「Sランク」評価を取得している。

*CASBEE:環境性能で建築物を評価し格付けする手法

laketown2-2.JPGミクロの霧を発生させて涼しくする「ミストクーリング」のパイプを配したゲート。壁面緑化も併用している。

レイクタウンのエコの試みはエネルギー面だけではない。地域の住民と一緒に、8万本の木をSCの周りに植えた。この植林も、植生学の権威である国際生態学会会長 宮脇 昭氏の指導のもとに、この地域の自然環境に最も適した樹木を選んで、どんぐりから発芽させて植林している。
この様子は、店内で環境動画を配信している「greenTV」で見ることもできる。

この他、レストランなどSC内の飲食店から出る天ぷら油の廃油などを集め、VDF(バイオディーゼル)に加工して巡回シャトルバスで使う試みもスタートしている。さらに、SCの端から端までの長さは1キロに及ぶ広さのため、空港などで使われる電動カートを初めて導入したほか、案内係や警備担当者は電動立ち乗り二輪車の「セグウェイ」を利用しているところもユニークだ。

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電気自動車を約30分で急速充電するステーション。電動バイク向け充電器も設置。

そして、先進的な取り組みのひとつが、国内の商業施設では初めて、電気自動車の急速充電ステーションを設けたことだ。電気自動車は、来年夏に三菱自動車の「i miev」(アイミーブ)が発売されるのを皮切りに、トヨタ、日産も2010年の発売を計画している。

例えば、三菱自動車の「i miev」の場合、満充電して160kmという走行距離が可能となっており、ガソリン車に比べてCo2排出量も走行費用も3割以下になるというメリットが注目されている。今後はイオンの多店舗でも来年以降導入を計画中ということで、「SCで車を充電」といったスタイルが普及する日もそう遠くはなさそうだ。

取材・文:箕輪 弥生

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