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エコライフを送るための選択肢を用意したい
有限会社ウェイズ 取締役社長 竹田圭一さんにお話しをお伺いしました
環境に優しい、人に優しい、癒される……そんなイメージのエコロジー商品をインターネットで販売するショップ、WAYS SHOP(www.ways.co.jp)。月に5万人以上のアクセスがあるオンラインショップだ。 柔らかい雰囲気のサイトから想像するに、中性的な男性が登場するのかと思いきや、どこから見てもビジネスマンにしか見えない、涼しげな目元の男性が現れた。佇まいから、一本筋の通った力強さを感じる。 WAYSとはどんなショップなのだろう。その会社を切り盛りする竹田さんとは、いったいどんな人なのだろうか。
子供のころから続く熱い想い
WAYSのスタートは1998年2月、今年で10年目を迎える。なんと、大学3回生のときにパートナーと二人でホームページをつくり、開業したというのだ。 聞けば、小学校1年生のころから環境問題に興味があり、何らかの取り組みをしたかったという竹田さん。きっかけは、TVで流れる熱帯雨林の破壊によって棲みかを失っていく動物たちのニュースだった。 「動物が大好きだったので、何とかせなあかんやろう!と思ったんです。それ以来ずっと自分では環境の勉強をしていましたが、高校までは学校でそんなことを中心に学べる訳でもないじゃないですか。将来は環境保護関連の仕事に就こうと思っていたので、中学生のころ、立命館大学に環境に特化した新しい学部ができるというのを知って、一浪して2年目にやっと入学しました(笑)」 事実を知って衝撃を受けることは誰にでもある。しかし、その感覚を自分の中で持続させ、形にすることはなかなかできることではない。竹田さんから受けた第一印象は、どうやらそんな意志の強さから来ていたようだ。
失敗して見えたもの。それは、継続する仕組み
念願の大学ではまず、学園祭でのごみ削減に取り組んだ。 「授業や本から理論はある程度学べるとして、それだけでなく、同時に実践していかないとあかんやろうと。そういう場を求めていた時、当時はまだ関西では見られなかった、学園祭のごみを減らすという活動が関東の大学であることを知ったんですよ。それで1年生の冬、友人と共にそれを立命館の学園祭にて実施したんです」 しかし、すべてがうまくいったわけではなかった。ごみ削減に一番効果的なのは飲食に使われる使い捨て容器の廃止と考え、大学の生協で使用している食器を借りてリユース食器にしたのだが、割れたり紛失するなどして代金を自分たちで負担しなければならなくなったのだ。 「半年以上かけて頑張ってきた結果が自己負担で、これでは意味がないなと」 このことが、竹田さんのこれまでもっていた環境問題に対する意識を変えた契機になった。
ないのならつくればいい。WAYS成長の軌跡
10年前の当時、エコロジー商品は今のように手軽に買える時代ではなく、見た目に問題がある商品も多く、購買意欲をそそるようなものは少なかった。 「住みよい社会にしていくため、環境問題を良くするため、できることは何やろうと考えたとき、ひとつは人々の意識を変えること、もうひとつは、意識しなくても普通に生活するだけで環境対策になるような仕組みをつくることじゃないかと思いました。その二つを小さい規模でも実現できる方法のひとつが、質の良いエコロジー商品の物販だと思ったのです」 デザインもよく、おいしく、使いやすく、環境や人にもいい、バランスの良い商品を扱おうというコンセプトで立ち上げたWAYS。最初に扱ったのはバリ島産の木のスプーンだったという。生産者への支援も込められた商品で、最初はバザーやイベントなどへの地道な出店や卸などの販売もした。 「会社を設立して1年ほどしてオンラインショップを立ち上げたんですが、卸問屋へ仕入のお願いにいっても、学生というだけで相手にしてもらえないことが多かったんですね。だから直接メーカーさんと交渉です。当時はまだオンラインショップに卸をしているメーカーさんはほとんどなく、一番はじめやからこそ、試験的にありがたく契約してもらえたというメーカーさんも幾つかありました。」 現在、WAYSで扱う商品ラインナップは実に幅広い。そこには、竹田さんの環境問題に対する考え方が強く反映されている。 「エコロジーというのは自らの幸せの為に考えなければならない課題であって、その幸せ観を突き詰めていくと、障害者福祉とか国際貢献とか、そういったものも含めて考えへんと成り立たへんと思ったんです。だからうちではそういうものも扱っています。これからは伝統産業品にも力を入れていきたいと思っています」 環境問題に関心はあるが、何をすべきかわからないという人は多い。そうした「普通の人」たちの意識を変え、生活そのものがエコロジーになる場を提供し続けてきたWAYSの功績は大きい。
昔も今もこれからも、ずっと変わらないスタンスで
ところで、なぜ学生での起業を選んだのか。素朴な疑問である。
「自分の性格もありますけど、どこで働くとか、どのような仕事をするという事を自分で決めたかったんです。つらい仕事や興味のない仕事はしたくないという意味ではなくて、自分の働く場所や、働いていることそのものの意味を見失いたくないなって。その考えは今でも変わりません」
自分の信念に沿って働く。想いに沿ったものがなければ自らつくり出す。そうしてここまでやってきた10年。今、思い描いていた自分や働き方に近づくことはできただろうか?
「簡単にはできないですよね。でも、やりたいことはやれていますし、自分の望んでいる生き方もできてきていると思いますし、とても満足していますよ」
オンラインショップ以外に、卸やホームページ制作なども手掛けるWAYS。今年5月には、私たちエコロジーオンラインとの新しい連携、『EOLWAYS』(http://www.eolways.jp/)もスタートした。持続可能な社会をつくろうと頑張る人々を応援するための、デジタルコンテンツのダウンロードショップだ。
ここには、竹田さんが取り組み続けている「経済的に継続できる仕組みづくり」の可能性が秘められている。ごみを出さないという究極のエコも実現できる。近年その大切さを切に思うという農業や林業の第一次産業や、和装などの伝統技術・文化へのバックアップも形にできそうだ。
その思いは、商品の販売やホームページ制作などの事業を通じて、着実に社会に浸透しながら拡大し続けていくのだろう。
- WAYS SHOP
http://www.ways.co.jp/ - EOLways
http://www.eolways.jp/




