しあわせのコットンボール





農家の高齢化、後継者の不在、農業高経費低所得化などから、いま、日本の各地で続々と里山が姿を消しています。一方で、里山を保全する活動は、全国で展開され始めていますが、資金・人材難などから満足な活動ができていないところが多くなっています。そこで住民、行政、企業、NPOなどのコラボレーションにより、全関係者にメリットがあるとともに、相乗効果が創出され、活動の持続が可能な「里山の新しい形態」を提案、実践をしています。その第一弾として、2007年現在、栃木県南部にある耕作放棄された土地で、渡良瀬エコビレッジ理事長である町田武士プロデュースのもと、里山再生事業に取り組んでいます。家族で楽しめる「里山冒険エリア」と、古きよき頃のライフスタイルを楽しむ「里山伝統体験エリア」のふたつの側面を持つ里山を手がけています。「里山冒険エリア」にはツリーハウスとため池が冒険に相応しい象徴として完成しました。一方の「里山伝統体験エリア」は美しい谷津田・棚田を継承しつつ、耕作放棄された農地の整備が進んでいる状況です。今後、ワークショップなどを行なう予定です。


渡良瀬遊水池周辺には、広く生い茂るヨシがあります。かつて周辺地域では、燃料やヨシズとして活用されていましたが、現在では刈り取らずに、ヨシ焼きで燃やして処分されています。その有効利用として、NPO「わたらせ未来基金」と協同でヨシの堆肥化を行っています。ヨシの腐茎土は、植物の根の張りを良くし、土の中で何年も効果を発揮すると言われています。その反面、水分を吸収しにくいため、腐茎土作りには、大変な労力が必要です。


ソニー・マガジンズの雑誌「リンカラン」とのコラボレーション企画です。読者の方々が栃木県藤岡にあるあき津亭に訪れ、理事長町田武士の楽しい話を聞きながらリンカランの畑での農業や昔ながらの手仕事を体験するイベントです。2005年秋から始まり、人気企画になっています。


有限会社リボーンさんのご協力の下、渡良瀬遊水地とあき津亭を中心にエコツアーの活動も行なっています。秋には、あき津亭での収穫祭や和綿の綿くりであったり、薪割りや餅つきなど、伝統的な暮らしを体験できるエコツアーになり、冬は渡良瀬遊水地での野鳥観察などの自然観察を中心としたものを行なっています。