


江戸時代から明治初期にかけて、日本各地で盛んに栽培された在来種の「和綿」。戦後にかけて徐々に少なくなったとはいえ、40種以上の地方品種が栽培されていたと言われています。ところが21世紀を迎えた現在、「和綿」の生産が危機に瀕しています。日本で加工される「綿」の大半が海外からの輸入品に置き換えられ、在来種の種を守り続ける人たちも減り、日本固有の種が絶滅する状態にあるのです。
仕事着、着物、肌着、ふとん、手ぬぐいなど、古くから日本人とともにあって私たちの生活を支えてきた「和綿」はどうして生産されなくなったのでしょう。
その原因は経済のグローバル化にあると言ってよいと思います。明治以降、日本で生産されるものより、安くて繊維の長い大量生産向きのコットンがどんどん海外から輸入されるようになってきたのです。そして、私たちの生活を支えている外国産の綿の栽培を調べてみると、生産の工程で様々な農薬や除草剤が大量に使われていることがわかりました。私たちが知らないところで綿の生産者は健康被害に苦しみ、河川や土壌などに化学物質汚染をもたらしていたのです。経済や効率をあまりに優先した結果、環境破壊の「種」が全世界にばらまかれてしまったわけです。
そうした現状に対してできることはなんだろう?
そう考えたところから「しあわせのコットンボール」が生まれました。100年前、田中正造が生命をかけて守ろうとした渡良瀬遊水池を抱える藤岡の地で「希望の種」をまき始めています。一緒にまいてみませんか!


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