日本の森林に対して逆風が吹き荒れる一方、新しい風も吹いてきまし た。それが地球温暖化防止のための世界的な枠組み「京都議定書」の発効です。そこで日本は、温室効果ガスの6%の削減(1990年度比) を約束しました。このうち、2/3にあたる3.9%が国内の森林 が吸収するものとして規定されました。この国際公約を実現するためには、多くの消費者や企業が、国産材を利用した製品を実際に購入し、森 林整備に必要なお金が山へ環流されていくことが必要です。そこで、林 野庁を中心に「3.9(サンキュー)GREENSTYLE」という取り組みが始まりました。森林吸収の3.9%を達成するために行われ る官民をあげてのキャンペーンです。

国産材の家を建てることで森林の整備にお金を回していくことはもちろ ん素晴らしいことです。しかし、一生に一度の買い物でなくても、地球 温暖化防止に寄与し、日本の森を守るアクションは身近にも発見するこ とができます。たとえば、間伐材や端材等の国産材を30%以上使用し た紙製の飲料缶「カートカン」に入った飲み物を選ぶことや、間伐材パ ルプを混入した名刺、はがき、印刷用紙などを購入することも、国内の森を守ることにつながります。

日本の緑豊かな環境を生み出すのは国土の2/3を占める森林です。再生可能な資源としてスギ、ヒノキを代表とする針葉樹をどのように生 活に取り入れ、現在、残された貴重な天然林をボランティアなどの取り 組みを通していかに子どもたちに残していくか。それはまさに私たちの意識の変化と、日々の行動にかかっていると言えるでしょう。

植える、育てる、収穫する、上手に使う。

日本人が太古から行っていた森とともにある生活。もう一度、身近な国 産材製品を使うことから、そんな「木づかいの生活」を見つめなおしてみませんか。

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