さて、ドイツ・フライブルク・ニュースの続きです。
このニュースの説明:EUやドイツ、フライブルク地方において、新聞や雑誌、テレビなどで報道されて市民の口に上ったニュースの中から、環境に関連するような出来事を抜粋して、感想文的なものを日本の皆さまに紹介しようと思います。
でも、このために特別に取材をする暇もなく・・・まあ、ドイツの環境にまつわる四方山話のつもりで、気楽に読んでいただければ幸いです。
5月24日(土)
地元新聞Badische Zeitungが、ソーラー産業にまつわる記事を掲載していました。それによると、2007年の太陽光発電施設(PV)の全世界における設置量の47%がドイツに設置されたそうです。加えて、ドイツのソーラー産業も好調で、生産量の38%が輸出にまわっています。とりわけ、ソーラーパネル(PVモジュール)の製作機械はドイツメーカーのものが非常によく出回っているとのことです。
ドイツ・ソーラーエコノミー連盟のケルニッヒ会長のコメントでは、「将来的にはドイツのソーラー産業は70%の輸出を目指している」そうです。やはり、国内市場が確かであると産業としても非常に意欲高い目標が生まれていますよね。国内市場が冷えて、輸出だけに頼っている日本のソーラーメーカーの置かれている立場とは輸出70%の意味が違います。
なぜドイツのPVの国内市場がこれほど豊かになったのでしょうか? これは、やはり固定買取り制度(フェードインタリフ:FIT)の恩恵によるものです。2000年から仕組みを新しくした「再生可能エネルギー法(EEG法)」がエコロジカルな面だけではなく、経済立地の確立の場面でも効果をすでに表しています。
私は8年前からこのフェードインタリフ(FIT)の推進を求めていますが、日本も今年に入り、ようやくいろいろな風向きが変わってきたようです。まず、一般の新聞各紙がこの制度を前向きなものとして捕らえるようになってきました。まだまだ割合は少ないようですが、政治家の人びともFITへの一定の認識を示し始めているとも耳にします。
そこで、今回は皆さまに情報を。以下のサイトでこのFITの利点について詳しく知ることができます(産業技術総合研究所太陽光発電研究センターの櫻井啓一郎氏のサイトを勝手に案内させてもらっています)。できるかぎり多くの方が自身の利用するエネルギーに興味を持っていただく、つまりエネルギーにかかわる法律にもっと興味を持っていただけると、ドイツのように「太陽光年金」という社会が到来しますよ。
