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今年はいいことたくさんごザルといいね

いまから約500万年前、地球が乾燥して森林が減り始めると、サルのなかから森をはなれ、2本足で歩きだすものが現れました。それが私たち人類の祖先だといわれています。人類はその後、現在のような高度に発達した文明を作りあげました。一方、森に残った仲間たちは、いまだに自然のなかで静かにくらしています。そんな、地球上でもっとも人間に近い動物、サルの知られざる姿についてせまってみましょう。

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illustration しっぽを持つサル、持たないサル

サルには、約200の種類があり、その多くが熱帯の森林にすんでいます。そのなかにしっぽを持つものと、持たないものがあります。テナガザル、オランウータン、チンパンジー、ゴリラなど、しっぽのないものが類人猿(るいじんえん)と呼ばれています。他のサルが、4本の足を使って木の上を動いていくのに対して、類人猿は枝にぶらさがり、からだを前後にゆすって移動していきます。そのため、バランスをとったり、枝に巻きつけるためのしっぽがいらないのです。



illustration サルが器用なのは親指があるおかげ

人間とサルの共通点は手を上手に使えること。そしてそれができるのは器用な親指があるからなのです。サルの親指は、人間と同じように、他の4本からはなれて、向かいあって存在します。そのために、ものをつかむことができるようになりました。宮崎県の幸島(こうじま)は、イモを海水で洗うサルがいることで世界的に有名になりましたが、このイモ洗いも、親指があればこそできたことなのですね。



illustration 毛づくろいは愛情のしるし

私たち人間も、好きな人に対して、髪をなでてやることがあります。それと同じように、サルの場合は毛づくろい(グルーミング)ということをします。相手のからだの毛を、自分の手でとかして、毛のみだれをなおしてあげたり、フケやゴミをとってあげたりするのです。この毛づくろいのおかげで、群のなかの信頼感が、とても深まるのです。たしかに、毛づくろいをしてもらっているサルの姿は、なんとも気持ちがよさそうですよね。



illustration 日本のサルは集団が好き!?

日本には、南は屋久島から、北は青森県の下北半島まで、野生のニホンザルが生息しています。このニホンザルは、森や林に数十頭の群れをつくって生活するのですが、この群れにはしっかりとしたボスザルがいます。このボスザルは、外敵からその群れを守るために、とても重要な働きをします。大きな群れをつくるサルは、ニホンザル以外にもいますが、ここまでしっかりと群れを動かしているサルは他にはいません。日本のサルは集団生活がとても得意なんですね。


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