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絶滅にひんした動物たち 人間が高度な文明を作りあげた20世紀。わかっているだけでも、67種の大型動物が絶滅したといわれています。私たちの生活が快適になるのとひきかえに、多くの動物がこの地球から消えていったのです。そんな悲劇を2度とくり返さないためにも、絶滅にひんした動物たちの姿を、もう一度見つめてなおしてみましょう。
なぜ動物たちは絶滅していくのか?
地球の歴史のなかで、多くの動物が絶滅をしてきました。地上最大の動物であった恐竜たちも、6500万年前に絶滅をしています。でもそのおかげで、私たちのようなほ乳類が、この地球上で繁栄するようになったのです。こうして動物たちは、下等なものから高等なものへ、絶滅をくり返しながら進化してきました。しかし、人間の手によって絶滅に追いやられた動物たちは、そうした進化とはまったく関係がありません。そして二度と彼らを取りもどすことはできないのです。
私たち人間は、自分たちが安全にくらすために、多くの肉食獣を殺してきました。その結果、北アメリカでは、ピューマ、コヨーテ、オオカミが、そしてアジアでは、トラ、ライオンが、ヨーロッパではオオカミが絶滅、もしくは絶滅の危機に追いやられています。それだけでなく、毛皮が美しいネコ科の動物たちは、おしゃれなコートとして売買され、オランウータンなどの貴重な動物は、ペットとして連れさられています。このように人間のぜいたくの犠牲となって、多くの動物が地球から消えていったのです。
百獣の王と恐れられてきたライオン。動物界の王様であるはずのライオンが、世界各地で減り続けています。ライオンの立派なタテガミは、狩りをする人間にとっては、とても魅力的です。しかも、草原にすんでいるために、森やヤブにかくれているトラやヒョウとくらべて、ずっと殺しやすい。そのため、ライオンは各地で絶滅をしてきました。もともと、ヨーロッパからインドにかけての広い範囲にすんでいたライオンですが、いまではインドやアフリカの一部にしか生息していないのです。
草原にくらすライオンが、人間による狩りの犠牲になったのに対して、森林が破壊されることで生息数が減ってしまった動物がいます。それが密林の王者トラです。トラの多くは、シベリアから中国、インドにかけて、人間のすむ地域の近くに生息していました。そのため、彼らの生活する森は、木材生産のために切りひらかれ、人間の農地になっていきました。こうして、トラから密林が奪われていったのです。 |
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