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日本は、木の里、森の国。 木を見つめてみよう
タネはどうやって旅をする?
木のタネには、とてもユニークな形をしたものがあります。たとえば、小さなつばさのようなものがついているニレやカエデ、まるでヘリコプターのようなボダイジュの実、鳥の胸毛のような毛をつけたポプラやヤナギ。タネたちは、こんな工夫をすることで、少しでも芽の出しやすいところまで飛んで行こうとしているのです。他にも、タネの中には動物に手伝ってもらって遠くまで旅するものもあります。たとえば、ナナカマドのタネはその実を鳥に食べさせることで、信じられないほど遠くへ運んでもらうのです。
年輪のない木もあるんだって
私たち人間より、ず〜っと長く生き続ける樹木たち。その年齢を調べる方法といえば、そう、年輪ですね。木は季節の変化のあるところでは、成長のようすに変化が見られます。それが木の切り株に見られるリングのような年輪。色の明るいところが春に、暗いところが夏に成長した部分です。ただし、世界には季節の変化のない地域もあります。ラワンのような熱帯に生えている木に年輪がないのは、1年中、同じように育っているからなのですね。
葉のない冬こそ、木の形を観察するチャンス!
春から夏にかけて、緑におおわれてなかなか見えない幹や枝。実は、この形によって、それぞれの木のりんかくが作られています。葉っぱが落ちている冬こそ、そうした木の「骨格」を知る絶好のチャンスです。竹ぼうきのような形をしたケヤキ、たくさんの小枝がたれ下がっているシダレヤナギ、太い枝が扇のように広がったトチノキ、幹の途中から次々に太い枝が分かれて木登りしたくなりそうなソメイヨシノ…。形だけで、木の種類、どれだけ当てられますか?
もうすぐほころぶ冬芽の中は?
寒い冬だからといって植物は何もしないでじっとしているわけではありません。樹木たちは「冬芽」を作り、暖かくなった時に葉や花を開く準備をしています。この冬芽には3つの種類があります。大きくて丸みのある「花芽」は開くと花に、小さい「葉芽」は開くと葉や枝になる冬芽です。また、花や葉や枝が一緒に入っている「混芽」というものもあります。そして、かよわい葉や花の赤ちゃんを守っているのが硬い「りん片」。彼らはこんなコートを着て、寒さや害虫から身を守り、春をじっと待っているのです。
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