|
雪がふる時期は気温も低くなるので、雪以外にもいろいろな氷の魔術が見られる。たとえば、屋根の軒先に、牙のような形をしてぶら下がっているつらら。これは、屋根の上でとけた雪のしずくが軒先で冷やされ、こおりつくことで少しずつ長く太くなってできるものだ。雪がとけるのは太陽のせいだけでなく、家の中で暖められた空気が上昇し、屋根裏を暖めることも原因となっている。つららは風によって曲がったり、変わった形になることもある。また、屋根以外にもつららはできるから探してみようよ。
土と水と低温がつくる冬の芸術が霜柱。これは土の中の水分がこおり、針のように細い柱が何本も成長して土を持ち上げてできるもの。太さ1mmにも満たないこの柱をルーペで拡大して見ると、だいたい規則正しく並んでいて、まるで小人の国の宮殿の柱を見ているようだ。しかし、この氷の柱は力がひじょうに強く、いっせいに地面を押し上げると道路や線路なども持ち上げてしまい、被害をもたらすこともあるんだ。
毎年、梅雨どきの雨が少ないと夏の水不足が心配だけど、実は、冬の間にふった雪の量も夏の水不足に大きく関係してくるんだ。冬の間、山にふり積もった雪は春になってとけ出し、その水は地下水となったり、川に流れてダムに貯められたりして夏の水が確保される。大雪で災害になるのも困るけど、冬にある程度雪がふらないと、水源地が枯れてしまうことにもなる。地球温暖化で雪が少なくなるとこうしたことにも影響が出てくるんだね |
| [このサイトについて] [お問い合わせ] | www.eco-online.org
|
|