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個性豊かな雪の結晶。

雪の結晶は二つと同じ形がないといわれるほど千差万別だが、その形は左右対称の六角形を基本としている。結晶は、雲の中で水蒸気を取り込みながら腕を伸ばしていくことで、美しい六花型になっていく。ただし、中には、角柱のものや針状のものなどもあり、上空の気温や湿度によっていくつかのパターンに分けられる。雲の高度が高いと気温も湿度も低いため、単純な六角形や角柱、針状の結晶ができやすく、雲の高度が低く水分の多い所では、腕を複雑に伸ばした美しい形の結晶ができる。結晶の呼び名としては、「角板結晶」(氷点下15℃で湿度の低い場合にできる)、「扇型結晶」(氷点下15℃でやや湿度が高い場合にできる)、「樹枝状結晶」(さらに湿度が高くなった場合にできる)などがあげられる。


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雪の地上への降り方。

雪は雨と違い、まっすぐ落ちることはなく、結晶の形状によりその速度や動きが異なっている。針状のものは、木の葉のようにひらひらと左右に振れながら降りたり、円状のものは、くるくると回転しながら舞ってきたりする。このような動きがまた結晶の形に影響を与えることにもなる。降りてくる速度は、樹枝状のもので約50cm/秒、針状で約70cm/秒、ぼたん雪で約120cm/秒といわれている。ふつう、雪が上空でできて地上に落ちてくるまでに約2時間かかる。ちなみに雨は約10m/秒。それに比べると雪は超スローである。


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日本海側は世界有数の豪雪地帯。

日本の冬の典型的な気圧配置は、「西高東低」といわれている。つまり、日本列島の西側にあたる大陸の気圧が高く、東側の海上の気圧が低くなる。この気圧の差によって、北もしくは北西の冷たい季節風が吹くことになり、日本列島の地理的な特長と相まって、日本海側の地域に大量の雪を降らせることになる。意外にも、日本の雪国の降雪量は、もっと気温の低いシベリアや極地などよりもはるかに多い。その理由は、緯度が低いために気温が比較的高く、大気が大量の水蒸気を含むことができるから、たくさんの雪を降らせてしまうのだ。シベリアなどの緯度の高い地域で雪が多く見られるのは、降雪量が多いからではなく、気温が低いために降った雪がなかなかとけないからだ。

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