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春の自然を見てみよう! つくし誰の子、スギナの子


illustration地下に広がる大きな貯蔵庫

栄養をつくり出すスギナがまだ生えていない春まもない頃。なのに、ツクシはスクスクとのびてきます。なぜでしょう? その秘密は地面の下にあります。前の年、スギナがつくった栄養分がでんぷんとなって、くきが変化した地下茎(ちかけい)とよばれる地下の貯蔵庫にたくわえられているのです。この地下茎の栄養を使って出てくるのが、ツクシやスギナなのです。


illustrationスギナとジャガイモの共通点は?

ツクシが顔を出す頃、畑ではジャガイモの植えつけが始まりますね。このジャガイモ、地下にあるので根のように思われがちですが、じつは、スギナの地下茎と同じようにくきが変化したもの。ここに養分をたくわえておき、芽を出して子孫を増やしていくのです。スギナの地下茎にも、ジャガイモと同じように「無性芽(むせいが)」という小さなイモがついており、ここからも元気なスギナが育ちます。スギナは胞子だけでなく、地下茎や無性芽からも子孫を増やせる器用な植物なのです。

illustration 3億年前のスギナは、木のような巨体だった

胞子で子孫を増やす植物には、スギナやシダのほかに、コケ、キノコ、カビなどがあります。今から3億年前の地球上は、こうした植物たちが巨大な森林をつくっていた時代。その森林には、スギナの先祖も生えていました。でも、今のスギナとちょっと違うのは、なんと幹の直径が30cm、高さが15m以上もあったこと。もし、この時代に人間が生きていたら、スギナの草むらに迷いこんだ小さな虫になったような気分だったでしょうね。

illustration ツクシは春の味がする?!

土手や野原にたくさんのツクシを見つけたら、ツクシ料理にチャレンジしてみませんか。まず、ツクシの固いはかまを取って、きれいに洗ってから、たっぷりのお湯でさっとゆでてアクをぬきます。軽くいためて、塩・こしょうで味付けをしたり、ゴマあえやつくだになどにすると、歯ごたえのよい“春の風味”が味わえます。また、スギナは、天日で干してお湯でせんじると、ビタミンたっぷりのお茶になるんですよ。一度、お試しあれ。
※必要以上にツクシをとることはやめましょうね。


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