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木 イラスト地球環境を考えよう 森があぶない、生命があぶない
熱帯雨林には沢山の生物がいる

熱帯雨林ってどんな森?

森林の減少は世界でも深刻な問題。とくに、東南アジアや中南米などに広がる「熱帯雨林」は、毎年、九州と同じくらいの面積が地球上から消えています。熱帯雨林は、地球上の動植物種の半分以上が住んでいる生き物の楽園。米やトウモロコシ、小麦など多くの農作物の原産も熱帯雨林です。また、たくさんの医薬品が熱帯雨林の植物から作られているほか、二酸化炭素を吸収して地球温暖化を防ぐなど、数えきれないほどの恩恵を私たちに与えてくれています。


野生動物のすみかがなくなっていく、 なぜ進む? 熱帯雨林の破壊

熱帯雨林が減るスピードは年々速くなっており、このままでは、21世紀には、地球上から熱帯雨林は消滅するといわれるほど。その原因の一つが、無秩序に行われる焼き畑農法。これは、森を焼いて残った灰を肥料にして作物を作るやり方で、本来なら、耕地にした場所は20〜30年間休ませて元の森林に復活させるというルールが守られてきたのですが、人口増加などにより、そのルールが無視され、森林がよみがえることができなくなっているのです。

日本で使う木材の70%は輸入なんだよ木材輸入大国、日本

焼き畑以外にも、燃料を得るためや、肉牛を飼う牧場をつくるために熱帯雨林は減っていますが、木材の輸出のために木が切られていることも見逃せません。中でも、日本は世界一の熱帯材の輸入国であり、その多くが、紙や家具、建築用コンクリートパネルなどに利用されています。熱帯林の破壊は、遠く離れた南の国のできごとではなく、私たちの暮らしと深く結びついているのです。

マングローブとエビ好き日本人

熱帯地方の沿岸部に生えるマングローブという木。水中に向かってはり出した大きな根は、魚やエビの赤ちゃんの育つ場所としても大切です。しかし、マングローブからは紙の原料である良質のパルプが取れるほか、日本などへ輸出するエビの養殖池をつくるために切られています。マングローブの林がなくなると、土が海へ流れ出てサンゴ礁(しょう)が死んでしまい、自然の魚が育たなくなるなど生態系が破壊されてしまいます。

緑がなくなったら大変だ!

世界で砂漠が広がっている

熱帯雨林の減少と同じくらいの勢いで、アフリカや中近東、中国大陸など世界各地で砂漠が広がっています。これが「砂漠化」といわれる現象。その原因は、地球の気候が変わって雨の降らない所が増えたことをはじめ、家畜をたくさん放牧しすぎて草を食べ尽くすこと、肥料をやらずに農作物を次々と植えるために土がやせてしまうことなどいろいろです。人口が増え、無理な土地の使い方が増えてくると、砂漠化はますます進んでいくものと心配されます。




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