地球温暖化を防ぐために(1) パート1 二酸化炭素について考える。
二酸化炭素(CO2)はどこから出てくるのか?
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自動車からは、呼吸の数十倍。
現在、日本人は 1.6 人に1人が自動車を持っている計算になり、その数およそ
7,700 万台。自動車は、その生産過程においてもたくさんのエネルギーが必要ですが、それ以上に、走るために多くの石油を必要とし、ガソリン1リットルあたり約
640 gの二酸化炭素を出します。つまり、1リットルで 10km を走る中型車なら、
100 km走るごとに 6.4 kgの二酸化炭素を出す計算になります。1リットルで5
km しか走らない大型車の場合には、 100km 走るたびに中型車の倍の 12.8
kgが出ていくことになります。これは、人間が呼吸で1日に出す二酸化炭素量の約
85 倍にも達する量なのです。
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水道の水も電気を使う。
水洗トイレや、洗濯、風呂、料理など、水道の水を利用することによっても電力は消費されます。つまり、水道水をきれいにしたり、家庭から出てくる下水道水の処理のために多くのエネルギーを使うことになり、そこで使われる電力のために、石油や石炭を燃やす必要があるのです。
1立方メートルあたりの水を浄化・処理するために出る二酸化炭素の量は約 160
g。水道料金が1ヵ月約 13,000 円の平均的家庭では、炭素換算にして 15kg
の二酸化炭素を出していることになります。

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先進国の責任は小さくない。
バランスのとれた生態系においては、少量の薪や炭を燃やすことによって出される二酸化炭素は、植物による光合成作用により吸収され、酸素に変えられていましたが、産業革命以降、石炭や石油の燃焼を中心とした生活様式が普及し、人類による二酸化炭素の排出量が急増しているのが地球温暖化の大きな原因となっています。
1日1人あたり2〜3kgの二酸化炭素しか出さない発展途上国と比べると、アメリカや日本、ヨーロッパ諸国などはその
20 倍以上の二酸化炭素を出していることになります。日本1国だけでも、アフリカ全体より多くの排出量を占めているのです。先進国が地球環境に与えている影響がいかに大きいかがわかりますね。

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呼吸で吐き出される量はわずか。
私たちが呼吸により二酸化炭素を出すのは、空気中の酸素を取り入れ、体内の炭水化物を燃焼してエネルギーを生み出すということ。このおかげで私たちは生き続けられるのです。その排出量は1人1日
150 gほどの微量であり、これだけなら、自然界に影響を与えるほどの量ではないと言われています。

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